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大船警察署の署長に就任した 野口 博さん 大船在住 56歳

掲載号:2017年10月20日号

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3つの「S」で犯罪減らす

 ○…大船警察署の署長に就任して約1カ月。まちの印象について「駅前は飲み屋街のイメージが強かったが、実際には想像以上に治安がよく、驚いた」と話す。そして「治安は比較的安定しているが、振り込め詐欺被害の発生など課題も多い。市民と連携して1件でも多く犯罪を減らしていきたい」と意気込みを語る。

 ○…大分県出身。大学進学を機に神奈川県へ。法学部で学びゼミで刑法を専攻したことから、警察官の仕事に興味を持ち、神奈川県警でキャリアをスタートさせた。戸塚署での勤務を皮切りに、繁華街で知られる伊勢佐木署や厚木署などを経て、一番長く在籍した横須賀署時代の2010年には、APECで日本を訪れた米・オバマ大統領(当時)を先導する車列隊長を任された。「要人を迎えた経験は貴重で、大仏殿まで同行したことを今でも鮮明に覚えています」とほほえむ。

 ○…大船署配属前は県警本部の国際テロ対策室に所属。昨年7月にバングラデシュで発生した、ダッカ襲撃事件を担当した。「犠牲となったJICA職員の家族の憔悴しきった姿を見る度に理不尽な犯罪への怒りが込み上げてきた」と振り返る。「あれ以来、犯罪を未然に防ぎ被害者を出さないこと、を改めて意識するようになった。犯罪の芽を見逃さないためにも、『親切・誠実・真剣』という3つの『S』を心がけながら、スピーディーな対応をしていきたい」と真摯な眼差しで語る。

 ○…横浜に両親や妻、子どもを残して大船での生活をスタートさせたため、一人の時間を過ごすことが増えた。「一年前に始めたウクレレが余暇の楽しみ」と笑う。「管内をよく知るには、自分の足で回るのが一番」と日課のジョギングを兼ねて走りながらまちを勉強している最中だという。「ゆくゆくは家族と一緒に鎌倉観光を楽しむ時間を設けられたら。建長寺や円覚寺をゆっくり訪ねてみたい」と穏やかな表情で話した。

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