神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2018年7月27日 エリアトップへ

絵本『谷戸であそぼう 夏』を出版し、市内で原画展を開催している絵本画家 とみた しょうこさん 市内在住 50歳

公開:2018年7月27日

  • X
  • LINE
  • hatena

自然と生命の美、描き出す

 ○…鬱蒼と茂った谷戸の緑、どろんこになって野山で遊ぶ子どもたちの笑顔―。このほど出版された絵本『谷戸であそぼう 夏』で絵を手がけ、鎌倉の自然の美しさや生命の躍動を不透明水彩で描き上げた。7月30日まで、御成町のギャラリーで原画展を開催中。「出版後、市内では初めてとなる展示会なので、多くの人に楽しんでほしい」と笑顔を見せる。

 ○…3年前の『谷戸であそぼう 春』に続いて自身2冊目となる今回の作品。前作に続いて市内で青空保育を行う「なかよし会」(1985年創設)の子どもたちをモデルに、同会創設者の相川明子さんの文章からイメージを膨らませた。「親子で楽しめる絵本を創りたい」と構図の工夫だけでなく「裸足で地面を踏みしめる幼児の足の指の力強さ」まで描こうと試行錯誤。3年掛かりで完成にこぎ着けた。

 ○…中学2年生の一人娘もなかよし会の「卒業生」。当時1歳の娘とともに同会を見学し「子どもに『生きる力』を身に付けさせてくれるに違いないと直感し『ここに入れたい』と思った」と振り返る。朝、親から離れるのが嫌で大泣きしていた我が子も3年間でたくましく成長。「娘も自然が大好き。青空保育に出合えて本当に良かった」と話す。

 ○…福島県出身。美術大学を卒業後、高校の美術教師として絵画や立体造形などを指導する。豊かな自然に惹かれ、鎌倉に転居したのは14年前。現在は鎌倉中央公園の景観や自然を守るため活動する「山崎・谷戸の会」に所属する。水彩画の作品が2011年、絵本画家の登竜門「ボローニャ国際絵本原画展」に入選するなど、その実力は高く評価されている。「今後は冒険物語などのジャンルも描いてみたい」と意気込んだ。

鎌倉版の人物風土記最新6

尾林 功二さん

鎌倉市バスケットボール協会の会長に就任した

尾林 功二さん

山崎在住 53歳

4月12日

森 文男さん

鎌倉警察署長に就任した

森 文男さん

市内在住 59歳

4月5日

佐々木 卓栄さん

大船警察署長に就任した

佐々木 卓栄さん

市内在住 55歳

3月29日

伊藤 大晴さん

今季から鎌倉インテルの主将を務める

伊藤 大晴さん

横浜市在住 23歳

3月22日

田原 充さん

「鎌倉市障害者二千人雇用センター」のセンター長を務める

田原 充さん

腰越在住 50歳

3月15日

小畑 洲士さん

中高生探究コンテスト2024で最優秀賞を獲得した

小畑 洲士さん

御成町在住 17歳

3月8日

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook