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写真集『苔に光る 鎌倉の石仏』を出版し、10月20日に講座を開く 大箭(おおや) 晃義さん 藤沢市在住 53歳

掲載号:2018年10月5日号

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路傍の仏にまなざし向けて

 ○…鎌倉市内の寺院ややぐら、道ばたに設置された石仏を、25年にわたってカメラに収め続けてきた。今夏、写真集『苔に光る 鎌倉の石仏』を出版し、10月20日には作品をテーマにした講座を開く。「同じ石仏でも季節や光の加減、わずかなアングルの違いで表情が変わる。どれだけ撮っても飽きないですね」と穏やかな表情で語る。

 ○…茅ヶ崎市出身。実家は工具の卸売業を営んでおり、自然と機械やモノづくりが好きになった。短大卒業後は都内の金属加工会社などに勤務。20代半ばでカメラを手にしたのも「最初は機械として格好良かったから」。いざ始めるとすぐにのめりこみ、教則本を読み漁った。特に自宅から近い鎌倉は絶好の撮影スポット。植物や風景を収めるなか、材木座の寺院でたまたま撮影した一枚に心奪われた。「小さな石の如来像の足元にドクダミが咲いていたのですが、清楚な白い花と苔むした石仏の姿を見て、自分が撮るべきはこれだ、と直感しました」。以来、資料もほとんどないなか、自らの足で鎌倉を歩き回って石仏を探し出し、4千点を超える作品を残してきた。

 ○…撮影の際は「仏様への敬意を忘れないこと」を心がけているという。「ある寺の住職から『仏像は人々が手を合わせることで心が入って、いい顔になっていく』と聞きました。風雨にさらされながら人々の祈りを静かに受け止めてきた石仏だからこそ、醸し出せる表情があるんです」とその魅力を語る。

 ○…野外での撮影が多く、真っ黒に日焼けした顔とトレーニングで鍛えた太い腕が印象的だ。今後については「鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡』を題材に作品ができないか構想中です」と笑顔を見せる。独自の視点で、これからも鎌倉の魅力を伝えていくつもりだ。

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