鎌倉版 掲載号:2020年7月24日号 エリアトップへ

(公社)鎌倉市シルバー人材センターの理事長に就任した 栗原 義昭さん 七里ガ浜東在住 77歳

掲載号:2020年7月24日号

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老後も働く喜び感じて

 ○…高齢者が地域からの依頼を有償で請け負うシルバー人材センターの理事長に就任した。鎌倉市では約660人が登録。仕事は、植木の手入れや家事手伝い等の日常的なものから、ハチの駆除、鎌倉らしい発掘調査関係といった専門的なものまで幅広い。「就業は月10日程度という適正就業の基準や研修もあるので、安心して働ける。より多くの人に登録してもらいたい」

 ○…「第2の人生、家でボーっとしているよりも、人のために、生きがいづくりのために働こうと登録する人は多い。私自身もそうでした」とにこやか。同センターで働くこと14年。年間の依頼は、担当する植木班だけで約1800件にも上る。「周囲の人に感謝し、お客さんから感謝される仕事をという思いでやってきた」と充実した表情を浮かべる。

 ○…日本橋生まれ。空襲を避け、長野県の野尻湖のそばへ疎開。東京農業大学を卒業後、生産性の高い家畜等をつくる育種改良に没頭した。だが、研究所の封建的な風土が性に合わず、理科の教諭に転身し、25年にわたり教鞭をとった。現在はセンターの仕事の傍ら、自宅の庭いじりに精を出す。「最近の園芸店は珍しい品種も多く、覗くだけでも楽しい。自然や生き物が好きになったのは、幼少期を緑豊かな中で過ごしたおかげでしょうね」とほほ笑む。

 ○…目下の目標は会員拡大だ。「鎌倉はボランティア活動が盛ん。行動的な方に、シルバー人材センターで働くことも活動の選択肢に入れてもらえたら」。コロナ禍で依頼は一時激減したが、宣言解除後は堰を切ったように増加。「それだけ日頃から必要としてくれる人がいるということ。お客さんにも働く会員にも満足のいく環境づくりをしたい」

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