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ナラ枯れの実態把握へ 市民から情報募る

社会

掲載号:2020年9月25日号

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枯れた樹木(上)とフラスが堆積した根元(共に鎌倉広町緑地)=市提供
枯れた樹木(上)とフラスが堆積した根元(共に鎌倉広町緑地)=市提供

 鎌倉市はこのほど、コナラやシイ・カシ類が立ち枯れする「ナラ枯れ」被害についての情報収集を始めた。市内では、2017年9月に二階堂で初めて確認されて以来、年に数件の被害が報告されている。樹木の枯死が広がれば、倒木や土砂災害につながる可能性もあり、市は、実態の把握に乗り出している。

 ナラ枯れは、体長5mmほどのカシノナガキクイムシ(通称カシナガ)が媒介するナラ菌が樹木の内部に持ち込まれることで、コナラ・ミズナラなどのナラ類、シイ・カシ類が7〜9月頃に集団的に枯れるというもの。すべてが枯れるわけではないが、太い木や高齢の木ほど侵入されやすく、枯死しやすいという。

 ナラ枯れの特徴は、紅葉には早い時期に山の木々が茶褐色に変色していること、カシナガが侵入した樹木の根元には、フラスと呼ばれる木くずと虫の排泄物が混ざった粉状のものが堆積していることなど。

 神奈川県内では、17年8月に確認されて以来、県内各地で毎年被害が報告されており、地域も拡大傾向にあるという。

 市内での報告数は、年に数件程度にとどまっているが、二階堂のほか、十二所や鎌倉広町緑地(津)などで確認されている。

 枯れた木が道路や建物に倒れる危険もあるため、市では土地所有者に巡回や被害木の維持管理・処理を呼びかけている。被害対策・拡大防止策としては、薬剤による伐倒くん蒸や予防剤の注入、粘着シートでの被覆処理があるという。

 市は、さらに市内での実態を把握するため、ホームページ内にナラ枯れについての情報と、県が製作した情報募集のためのカードを掲載。民有地にある樹木についても市民からの情報を募っている。被害の可能性がある樹木を見つけた場合、7〜9月頃の葉の変色やフラスの状況などを情報カードに記載し、写真などを添えて提出する。寄せられた情報は、広域的な対策のために県と共有していくとしている。

 詳細や情報カードは、市ホームページ「緑地の維持管理のために」のページ(https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/midori/ryokutinoijikanri.html)の下部へ。

 (問)市都市景観部みどり課みどり担当【電話】0467・61・3486

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