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公開日:2026.01.01

武士の足跡伝える「下馬」
鶴岡八幡宮への敬意示す

 今年の干支は「午」。人と馬の歴史は約5千年と深く、古くは農耕や物資の輸送などで力を借り、現在もスポーツや乗馬での触れ合いなど共存関係が続いている。かつての日本でも乗馬は武士のたしなみであり、神事で披露される流鏑馬では、その息吹を感じることができる。午年にあわせ、鎌倉市内に残る武士と馬の歴史を伝える「下馬」を訪ねてみた。

 JR鎌倉駅東口から若宮大路を南に進み、長谷寺へと続く道と交わる「下馬」交差点。鎌倉時代、この場所から鎌倉八幡宮までは馬の乗り入れが許されず、参拝に訪れた武士たちはこの周辺で馬を降りたため、この地名がついた。

 参拝だけでなく、通りを横切る時も馬から降りなければならなかったといわれ、当時の武士たちの鶴岡八幡宮への信仰心の強さが伺える。

 交差点の傍らには、下馬の由来を伝える石碑が立っている。また、下馬ポケットパークには下馬橋を伝える石の欄干や、歴史の意匠を受け継ぐ掲示板などもある。

 文献によれば、若宮大路には3つの下馬橋があったとされ、現在の下馬は「下の下馬橋」にあたり、市文化財課によると、二の鳥居付近にあった橋が「中の下馬橋」、源平池にかかる橋が「上の下馬橋」だったといわれているという。

 年始の参拝とあわせて、武士と馬の歴史を訪ねてみては。

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