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鎌倉 文化

公開日:2021.05.07

地元異業種の会
「近距離観光」で大河を予習
初回ツアーに14人

  • 北条義時の墓を散策=提供

 新型コロナウイルスの影響を受ける異業種が集まった地元有志の会「鎌倉マイクロツーリズムをつくる会」と旅行会社旅人がこのほど、来年のNHK大河ドラマをテーマにした「近距離観光ツアー」を初めて行った。

 大河「鎌倉殿の13人」に合わせ、源頼朝と北条義時ゆかりの地を巡る内容。初日にはツアー参加者14人が頼朝と義時の墓のほか鎌倉国宝館、宝戒寺などを散策。その後は日本料理鯉之助で鎌倉時代の食事を実際に体験した。参加者は「何回も来ている場所だが、勉強になった。鎌倉をもっと知りたくなった」と話す。

 同会は新型コロナで打撃を受ける旅人代表で笛田在住の大西広朗さんが発起人となり、身近な観光スポットの魅力を近距離旅行として改めて発信するために設立。鉢の木、鎌倉風致保存会の代表者などが集まり、昨年7月から「かまくらあるき」と題し、一般から参加者を募りツアーを実施している。イヤホンガイドにより密にならないのが特徴で、これまでに市内にある極楽寺や鶴岡八幡宮など7コースを徒歩で巡ってきた。

 大西さんは「地元の人は意外に鎌倉のことを知らない。ドラマ放映前に予習してもらい、我が町を誇りに感じてほしい」と話す。詳細は「かまくらあるき」で検索を。

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