鎌倉を拠点に活動する「ビューティークリエイター」 TAKAKOさん 浄明寺在住
人生は楽しむためにある
○…50代となった今もなお、楽しむことを追求している。「年齢はただの数字。何歳になったからこうしなきゃとかはない。私のエネルギー年齢はまだ20歳ぐらい」と表情に一点の曇りもない。美容業界で「ビューティークリエイター」として名を馳せ、さらに「来年は大きなことをやる」と野望を秘める。
○…自身が手掛けるメイクは、色彩感覚が高く評価された。美容業界の巨匠や編集者、写真家に「直すところがない」とまで言わしめた。20歳でニューヨークへ渡り、磨き抜いた感性を武器に仕事に邁進し、ハリウッドスターから指名されるメイクアップアーティストに。帰国後、厚塗りメイクが流行中の日本で、ニューヨークスタイルの透明感あふれるツヤ肌は『ツヤ肌革命・愛されメイク』と脚光を浴びた。
○…美容業界の第一線で活躍するまでを振り返ると、「母の存在が大きかった」と話す。名古屋で過ごした幼少期、母が与えてくれた本は女性誌「anan(アンアン)」だった。学校に提出する工作の装飾も、新聞紙やチラシではなく、女性誌の見栄えがするページを切り貼りした。運命が動いたのは16歳。「視野を広めた方がいい」と両親に勧められたヨーロッパ一周旅行に1人で参加し、ロンドンのファッションに魅了された。高校卒業後はヘア&メイクを学ぶため渡英し、夢はニューヨークへとつながる。「母はデザイナー志望だったので、夢を託されていたのかな」と感慨深げに語る。
○…2年前からオフィスを構える浄明寺。毎朝、スマホアプリ「吉方位取り」で運気のいい方角にある寺社などを訪れ、気を高める。「ご機嫌よく生きたいですね」。目下の夢は、鶴岡八幡宮の「ぼんぼり祭」に出品することだ。
2022年5月13日号
5月20日号