鎌倉版 掲載号:2021年12月17日号 エリアトップへ

初の単著「史伝北条義時」を上梓した鎌倉歴史文化交流館の学芸員 山本 みなみさん 市内在住 32歳

掲載号:2021年12月17日号

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鎌倉時代へと誘う研究者

 ○…岡山県倉敷生まれ。幼稚園のころ、祖父と夕方の時代劇を観るのが日課だった。「とにかく武士が好きだった」と振り返る。中学の時に観た大河ドラマ「新選組」にどハマりし、県内にある志士のお墓などを巡り歩いた。そのころから「歴史の道に進みたい」と漠然と考えていた。大学を決める3者面談で、「武士が好きなので歴史の道に進みます」と宣言。親、教師が「武士!」と声を揃えた。「あの時の驚いた声は忘れられません」と笑う。

 ○…両親も応援してくれ、京都大学に進み日本史を専攻。『吾妻鏡』を読み解く有志のゼミに参加。学び進めるうち、中世の武士に興味を持ち始める。「戦国、江戸は資料が多すぎて。鎌倉時代など中世は、資料は少ないもののお寺など回ると新たな資料を発見できたり、特に鎌倉時代は武士の始まりですからね」とどんどん引き込まれていった。大学院へと進み博士論文は『初期鎌倉幕府と北条氏』。

 ○…たまたま見た求人サイトで鎌倉歴史文化交流館の募集を発見。翌日が締切だったので、急いで履歴書を送った。3年前の29歳の時に鎌倉へ。「京都に匹敵する武家の都市はほかになく、今そこに住めているのはありがたい」。鎌倉での出土品や地理を実際に学ぶことで新たな発見も多いという。「頼朝と義時の墓の関係性も鎌倉に来て初めて気づいた。現地に勝るものはないですね」

 ○…都内で働く妹との食事や、週に1度は行くサウナで気分転換する。「大河ドラマのおかげで雑誌への連載や本の執筆依頼が多く、いっぱいいっぱいの日々です。でも、いい経験なのでできることはやりたい」と意気込む。今は調査・研究が中心だが、将来は学生に教えることも積極的にやりたいという。

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