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鎌倉版 公開:2022年7月22日 エリアトップへ

子ども会拡大、理由は「本気」 イベント強化の高野台

コミュニティ社会

公開:2022年7月22日

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七夕飾りを保護者が手作り、参加者は浴衣で(提供写真)
七夕飾りを保護者が手作り、参加者は浴衣で(提供写真)

 全国的には縮小傾向にある地域の「子ども会」。そんな中、この1年ほどで会員が急激に増加している組織がある。小坂小学校の児童が多く在籍する高野台子ども会-。保護者たちも熱中する"本気のイベント"により、その輪が徐々に広がっている。

 「本気でやっていると、みんながノッてくる」。そう話すのは、昨年度に高野台子ども会の役員となり、今年度は会長の多以良総子さんだ。

 7月6日に自治会館で初開催した「七夕まつり」は、保護者を中心に5月から準備を開始。短冊を吊るす笹は近所で伐採して調達、事前に母親たちが制作した豊富な飾りが会場を彩った。保護者の福地彩さんは「準備は大変」と笑いつつ、「子どもたちが楽しみにしていたので、頑張ってよかった」と話す。

 平日午後の開催にも関わらず、子ども会員のほかに、保護者、非会員の近所の子どもたち、さらには地元シニア会など100人以上が来場。その多くが浴衣をそれぞれで揃え、夏のひと時を満喫した。

子どもに加え大人も楽しむ

 夏の七夕まつりのほかに、10月にハロウィン、12月にはクリスマス会といった具合に企画はさまざま。コロナ禍で一旦活動は停滞したが、多以良さんが中心となってイベントを拡大するに連れ、会員数も右肩上がり。一時は30人にまで減少した会員が、イベントが本格化した昨秋のハロウィン以降、年度途中でも加入が相次ぎ現在は42人に。さらに今回の七夕を経て、入会が増えそうだ。

 ハロウィンでは親も仮装して参加するなど、保護者が活動を楽しんでいることも組織拡大を下支えしている。娘が会員の熊澤愛さんは、「準備の連絡などで親同士のつながりも深まった」と言い、以前までは『〇〇ちゃんママ』だった呼び名が、母親自身の下の名前で呼び合うように。

 高野台では子ども会のイベントが子育て世代の距離を縮め、さらにはシニア会なども巻き込みながら地域コミュニティーの形成に寄与している。

ハロウィンは大人も仮装
ハロウィンは大人も仮装

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