市政報告vol.15 念願の黒字化へふるさと寄付金事業 鎌倉市議会議員 岡田かずのり
総務省のふるさと納税ポータルサイトへ「令和5年度ふるさと納税に関する現況調査について」が、8月1日に発表されました。
調査によれば鎌倉市における市外への寄付額は約26・5億円で、市民税の減額は約11・4億円。それに対し、全国からの収入寄付額は約24億円。またふるさと寄付金担当の資料などによると、市内事業者にふるさと寄付金の返礼サービスとして約7億円が注入されていますが、それと人件費など含めた諸経費等約23・6億円を差し引いても、約4800万円の黒字になりました(図参照)。ふるさと寄付金事業に参入以来、初の黒字です。
鎌倉市は2021年度の県下2番目の赤字から22年度は黒字で1位に。市のふるさと寄付金担当のチーム力と頑張りが1番で、とてもすごいことだと思います。参考までに、県下自治体の寄付金受け入れベスト5も表にあげておきます。
しかし、累積赤字は15〜16億円ほどあるので、今後も手を緩めることなく全力を挙げて市民の皆さまのために仕事に励む必要があります。また、ふるさと寄付金の使用目的は寄付者の意向に左右され、寄付金は目的税的な使われ方をします。従って寄付目的の精査と見直しなど、今後の市の政策課題との関係・調整など新たな課題に担当者は取り組む必要があります。今後は県下のトップとして孤独なランナーになりますが、やりがいのある担当でもあります。油断禁物、お互いに頑張りましょう。
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