鎌倉市役所の移転問題で松尾崇市長らは10月23日朝、北鎌倉駅前など3カ所で計画に理解を求めるチラシを配った。
配布したのは、深沢地区での新庁舎整備と、市庁舎現在地利活用に関するチラシ「てのりかまくら」。市役所移転が必要な主な理由と題し、災害時の対策、施設の老朽化、施設内のスペース不足、現在地での再整備が困難であることを記述。また、市庁舎現在地の機能やサービスについても紹介した。
チラシ配布は、松尾市長や比留間彰副市長、市職員が大船駅、北鎌倉駅、鎌倉駅に分かれ、午前7時から1時間半にわたり実施。松尾市長が立った北鎌倉駅前では、通行者から「頑張ってください」と声がかけられる一方、「現在地に市役所を残せないのか」と訴える70代の姿も見られた。松尾市長は、「移転の必要性について伝える活動を、今後も地道に続けていきたい」と話した。
市役所移転を巡っては、位置条例改正案が昨年12月の市議会で否決。移転には改正案の可決が必要で、今後仮に可決されたとしても新庁舎開設は2030年度以降になる見通し。
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