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鎌倉版 公開:2024年12月6日 エリアトップへ

“なみだ先生”こと感涙療法士として「涙活」を広める 吉田 英史さん 関谷在住 49歳

公開:2024年12月6日

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吉田 英史さん

背中押す「涙の伝道師」

 ○...「目を赤くする」ことをイメージした赤縁のメガネに、相手に緊張感を与えないためのジャージ。泣くことでストレス解消を図る「涙活(るいかつ)」の第1人者は、この出で立ちで全国を飛び回る。通称「なみだ先生」はセミナー講師やテレビ出演、新聞連載と引っ張りだこだ。東邦大学医学部の有田秀穂名誉教授と認定資格「感涙療法士」を創設し、現在300人以上の有資格者が涙活を広めている。

 ○...「涙を流すと、人間の自律神経が緊張やストレスを促す交感神経が優位な状態から、脳がリラックスする副交感神経が優位な状態に切り替わる」。イベントでは家族や動物などさまざまな題材の映像を流し、それぞれ異なる"泣きのツボ"を刺激する。個人差はあるが、「涙1粒でストレス軽減状態が1週間続くことがわかった」。

 ○...鎌倉出身。教師時代、生徒が相談にやって来た。その際、「怒る生徒は再び相談に来る。一方で、泣く子はそれでスッキリするのか1回だけ。涙によって心の澱(おり)がとれるのかな」。2013年に仲間と泣くイベントを開いたのを機に、涙活が本業となった。

 ○...効果を次第に実感していく反面、悔しさが増す。25歳の時、勤務する福祉施設の同僚が仕事に疲れ、命を絶ってしまった。自身もパンク寸前だったが、友人に誘われて観た映画で号泣。「スッキリしたのを覚えている。もし同僚にも泣く機会を作れていたら、違っていたのかも...」

 ○...活動を通し、感謝の声が届く。「泣いた後は笑顔が残る。涙活は人を笑顔にする活動でもある」。泣きのツボは実体験に紐づくと言う涙の伝道師は、幼少期に世話をしてくれた祖母がツボ。最も泣ける題材は、ドラえもん『おばあちゃんの思い出』だという。

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