鎌倉 トップニュース文化
公開日:2025.07.11
女性ボラ団体「コソガイ」
紙芝居でつなぐ鎌倉今昔
全6作品が完成
鎌倉在住の女性ボランティアグループ「コソガイ(鎌倉子育てガイド)」が、鎌倉に伝わる昔話を再話・編集した「鎌倉むかし物語」紙芝居全6作品が完成した。7月3日には、シリーズ最終話「建長寺のたぬき和尚」の完成を記念し、鎌倉市中央図書館で贈呈式と特別上演会が開催された。同団体の入江麻理子代表は、「豊かな歴史や文化を幅広い世代に伝えていきたい。ぜひ鎌倉の物語に触れて」と話している。
コソガイは、サイト運営などを通じて生活情報を発信する傍ら、地域の失われゆく物語を次世代につなぐため、「鎌倉むかし物語」プロジェクトを推進してきた。展示やウェブサイトでは伝えきれない表現力に着目し、5年前、玉縄小学校からのリクエストをきっかけに紙芝居制作に着手。文字が読めない子どもから高齢者まで、幅広い世代に物語を「語り継ぐ」ことができる紙芝居の可能性を見出した。
6作品(海を渡った鎌倉のユリと小学校のお話、鎌倉玉縄のちょっと昔のお話、江ノ島・五頭龍と弁財天のお話、由比の長者、散在ヶ池の大ウナギ、建長寺のたぬき和尚)は、民話や明治・大正・昭和の物語の中から、絵と文で構成でき、かつ場所や時代が明確なものを厳選した。制作過程で物語の舞台を実際に訪れ、「地域に息づく歴史や人々の思いがつながり続けていることを実感した」という。
同団体では今後、物語の舞台で紙芝居を読み、その背景を体験的に感じる取り組みを構想中。
紙芝居は、市中央図書館で貸出しているほか、鎌倉駅前の島森書店で販売中(1冊3630円)。
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