全中陸上
関東大会への切符つかむ
井澤さん（大船中）と仲本さん（岩瀬中）

　レモンガススタジアム平塚で７月21日から23日に開催された「第71回全日本中学校通信陸上競技神奈川県大会」で上位入賞した、大船中学校３年の井澤菜緒さんと岩瀬中学校２年の仲本結来（ゆら）さんが、８月７日（木）・８日（金）に栃木県で行われる関東大会に出場する。

井澤菜緒さん女子共通走高跳

　これまでの練習では、バーに接触したり、不安を感じることもあったという井澤さん。しかし、今大会では修正を重ね、安定したフォームで次々とバーをクリア。１回目を１ｍ40cmで楽々飛び越えると、続いて１ｍ54cmを３回目でクリア。最終の跳躍では１ｍ57cmをマークし、２位で関東への切符を手にした。

　井澤さんは「安定して高さを飛べている。それを弾みに、関東では１６０cm台後半を飛び、３位入賞を目指したい」と意気込む。

全国にも出場

　また、７月６日に実施された「第38回神奈川県中学校選抜陸上競技会」で自己ベストの１ｍ63cmを飛び、優勝した井澤さん。８月17日（日）から20日（水）に沖縄県で開催される「第52回全日本中学生陸上競技選手権大会」の標準記録（１６０cm）を突破したことから、全国出場を勝ち取った。「目標は、自分の身長の１６６cmを超えること」と笑顔を見せた。

仲本結来さん女子２年100ｍ

　中学から陸上を始め、１００ｍや２００ｍを専門とする仲本さん。昨年も女子１年１００ｍで関東大会へ出場した経験がある。「去年は予選で６位。決勝に進めなくて悔しかった。今年はリベンジしたい」と意気込む。

　７月の県大会決勝では、３・５ｍの追い風があったため、参考記録の扱いにはなるが、自己ベストの12秒56を上回る12秒31で３位に立ち、２年連続で関東大会への挑戦権を手にした。

ダッシュ強化

　夏休みは普段の部活動での練習に加え、関東大会出場選手が集まる県の強化練習会にも参加。迫る８日の大会に向け、スタートダッシュの強化に力を入れる。

　２度目の関東大会に「緊張はないですね」と落ち着いた様子で笑顔を見せる仲本さん。「目標は追い風ではない時に自己ベストを更新すること」。今年こそ決勝進出を果たせるように、練習に励む。