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鎌倉 社会

公開日:2025.08.09

鎌倉市
タイワンリス情報発信
捕獲知識など不定期発行

  • タイワンリス=市内

 鎌倉市は、国の特定外来生物に指定されているタイワンリス(日本名・クリハラリス)の捕獲に関する情報をまとめた「鎌倉市タイワンリスニュース第1号」を7月に発行した。不定期発行で市ホームページで閲覧できる。

 大きなしっぽのタイワンリスは観光客から人気がある一方、果実を食べたり、電線をかじったりするなどの被害が後を絶たない。

 市では2000年から鳥獣保護管理法に基づく捕獲許可と、おりの貸出を開始。09年には、タイワンリス防除実施計画を策定。市民が自宅の庭などで捕獲できるように、希望者には従事者証を交付している。捕獲した個体は、市が無料で回収する。えさ代は自己負担。

 捕獲数は、増減を繰り返しながらも増加傾向にあり、23年は過去最多の2861頭を記録した。市職員は「これまでは、山の実りに合わせて増減の傾向はあったが、なぜ突然増加したかは、専門家でも理由ははっきり分からなかった。街中に出てきた個体が多かったのかもしれない」と話す。市も24年7月から市内での捕獲を開始している。

捕獲名人の秘訣も

 ニュースでは、市内での捕獲の歴史や地域別の捕獲上位地点、おりの上手な使い方、有効なえさなどの情報を掲載。さらに、「捕獲名人」の市民のインタビューも読むことができる。

 市では、相談があった市民に捕獲従事者証の案内や、リスの動線を考えておりを設置する場所を提案するなどしている。

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