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公開日:2026.10.02

長男・蹴太さん三男・力翔さん テコンドー世界一 兄弟でつかんだ初の栄冠

  • 長男・蹴太さん(右)と三男・力翔さん

    長男・蹴太さん(右)と三男・力翔さん

  • 決勝で果敢に攻める蹴太さん(左)写真提供=岡澤道場

    決勝で果敢に攻める蹴太さん(左)写真提供=岡澤道場

 岡澤道場(大船)所属の岡澤蹴太(しゅうた)さん(逗子・葉山高校3年)と岡澤力翔(りきと)さん(大船中学校1年)兄弟が、8月に韓国で行われた「第7回WORLD ONE テコンドー選手権大会」に出場し、蹴太さんが一般男子(18〜35歳)組手マイクロ級(―58kg)、力翔さんがプレジュニア(12・13歳)組手ミドル級(―55kg)でそれぞれ初優勝を果たした。

 父親の一さんが代表を務める岡澤道場に幼い頃から通い、三兄弟で研鑽を積んできた。次男の拳斗(けんと)さん(同中学校3年)は、今大会には出場していないが、3年前に優勝しており、今回の結果により、三兄弟全員が世界の頂点に立った。

 蹴太さんは、これまでも世界大会に出場してきたが、昨年は準優勝とあと一歩届かなかった。18歳となった今年が初の一般男子の部での出場。自分より体格の大きな相手に「自信をもって戦えた」と振り返るように、前に出て攻める姿勢を崩さずに、勝利をつかみ取った。

 延長までもつれ込んだ決勝では、年長のウズベキスタンの選手相手に一歩も引かず、攻撃の手を緩めなかった。日本代表合宿で得た自信を胸に「いつも通りやれた」と冷静に戦い抜いた。

 テコンドーを始めたのは3歳の時。「ここまでの道のりが長かった分『やっと取れた』喜びは大きかった」と笑顔で振り返った。

 力翔さんは初の世界大会出場。緊張しながらも、経験豊富な父と兄のサポートを受け「練習してきたことを出せた」と振り返る。パワーはあるが、階級内では小柄な体格。「下がったら負け」という一さんのアドバイス通り、「ビビらずに相手の懐に入る、攻める姿勢」を崩さなかった。

 蹴太さんの「優勝してこいよ」という激励の言葉を背に挑んだ決勝。地元、韓国の選手を相手に、残り3秒で360度回し蹴りを決めKO勝ち。「全て出し切った」と笑顔で語った。

 これまで指導者として兄弟を導き、父として見守ってきた一さんは「感無量です」と満面の笑み。「気持ちも、練習量も絶対に負けていなかった」と息子たちをたたえた。「世界一の練習をすれば、世界一になれる」。自身の経験を元に、優勝へと導いた。

 蹴太さんは、「大人相手に勝ち続ける」ために体力とフットワークを鍛え、力翔さんは、「自分より大きな相手に勝つ」ために、スピードや判断力を磨く。

 「自分の強さを追求する」兄弟は、ともに教え合い、支え合いながら、世界に挑み続ける。

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