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茅ヶ崎版 公開:2011年7月1日 エリアトップへ

南三陸町に茅ヶ崎の漁船を 廃船予定の「第2一俊丸」を修理・補修し寄贈

公開:2011年7月1日

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船体の修理・補修を行っている第2一俊丸(6月22日撮影)
船体の修理・補修を行っている第2一俊丸(6月22日撮影)

 市内で漁業・釣宿を営む「一俊丸」が湘南祭2011実行委員会と茅ヶ崎市漁業協同組合と協力し、宮城県南三陸町へ漁船一艘の寄贈を予定している。漁船の修理・補修が6月22日から茅ヶ崎漁港で始まった。

 今春「一俊丸」は新船を造船し、それまで使用していた第2一俊丸の廃船・解体を予定していた。しかし5月中旬に市から「東日本大震災で漁船を失った漁師に漁船を贈りたい」という相談を受けて、寄贈することとなった。一方、南三陸で支援活動を行っていた湘南祭2011実行委員会が、同計画に賛同し漁船の輸送費などの協力を申し出た。市の仲介のもと茅ヶ崎市漁業協同組合の協力も得て、共同で寄贈する運びとなった。

 6月21日に茅ヶ崎漁港の荷さばき所で開かれた「さかなの市」では修理費や輸送費の募金活動も行われた。募金協力者は大漁旗にメッセージを書き、漁船にのせることになっている。

茅ヶ崎から想いを乗せて

 第2一俊丸は重さ4・89トン、全長12・89メートル、定員43人の乗合漁船。漁船の回送は7月中を予定しており、茅ヶ崎に南三陸の漁師を数人招き、伴走船を帯同させ2、3日ほどかけて南三陸まで海路で運ぶ。「一俊丸」代表の三橋一俊さん(47)は「茅ヶ崎市からの提案に共感し協力したいと思いました。元々は廃船にするつもりだったので、使ってもらえれば嬉しい」と話した。

 南三陸ではうに漁が最盛期を迎えるが、津波で漁具のほとんどが流されてしまい、漁師は漁に出られない状態が続いている。同実行委員会関係者は「一刻も早く漁船を贈り、南三陸の漁業の復興に役立ててもらいたい」と切望する。

 現在、漁船の修理費・輸送費の募金は茅ヶ崎商工会議所で受け付けており、茅ヶ崎湘南ロータリークラブの協力が決まるなど、支援の輪が広がっている。
 

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