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茅ヶ崎・寒川 トップニュース社会

公開日:2013.02.01

全国初の津波アプリ
スマホで避難場所確認

  • 浸水時の仮想風景が表示される

 このほど市は、市内全域で防災情報を得ることができる通信ソフト(アプリ)「天サイ!まなぶくん 茅ヶ崎版」の無料ダウンロードを開始した。津波による浸水シミュレーションを、実際の風景と重ね合わせて表示できるアプリは全国初の試みとなる。



 これは総務省の消防庁消防防災科学技術研究推進制度を活用したもの。同様の防災アプリは東京都葛飾区でも配信しているが、津波による仮想浸水状況を、実際に写している風景と重ね合わせて表示できるのは全国初。AR技術(画面に表示される画像に、様々な情報を重ね合わせて表示できる技術)を採用したアプリで、iPadかiPhoneでダウンロードできる。



 このアプリには「津波ハザードマップ」「津波一時退避場所」といった津波の防災情報のほか「倒壊危険度」「火災危険度」「道路閉塞確率」「地区内通過確率」のメニュー全6項目がある。「津波ハザードマップ」では、市内で端末機器付属のカメラを起動し写すと、画面上部には実際に写している風景が浸水した場合の仮想風景と重なり、さらに大人と子どものシルエット表示でどの位まで水に浸るかを知ることができる。画面下部には、GPSによって現在自分がいる場所が、浸水の深さを示した地図と重ねて表示され、どの方向に逃げるべきか確認できる。「気軽に見られることで日頃の防災意識向上のきっかけとなれば」と市都市部都市政策課は話している。

 

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