自転車事故多発地域 茅ヶ崎は9年連続指定 県平均より12ポイント高く
茅ヶ崎警察署管内が自転車事故多発地域に5月1日付で指定された。これは2012年中の自転車交通事故の割合(構成率)が、神奈川県内の平均より3ポイント以上高い地域が指定されるもので、同署管内の指定は9年連続となった。
茅ヶ崎市内の2012年の全事故(人が負傷した事故)の件数は873件。そのうち自転車事故は313件(構成率35・9%)で、県平均の23・2%を12・7ポイント上回った。また自転車事故発生件数は2011年と比べると11件上回り、死者数も2011年は0人だったが、2012年は2人と県内で最も多く、負傷者も305人と2011年より7人上回る結果となった。
茅ヶ崎警察署では自転車事故発生の要因として、【1】一時停止の場所などで交通ルールを守らない【2】歩道を通行する【3】狭い道でスピードを落とさない【4】裏路地などでの危険な運転、などをあげている。また近頃は、高齢者の自損事故や自転車同士の事故なども多数発生しているという。
茅ヶ崎警察署交通課は「自転車は幼児から高齢者まですべての人が利用する乗り物なので一層注意が必要ですが、管内では自転車のルール違反が目立ちます。事故は皆さんが危険だと思われている場所では注意力が働くので起こりにくいものです。逆に安全だと思われる場所や狭い路地裏などで多数発生しているので、交通ルールを守って正しく走行してほしい」と注意を呼び掛けている。
親子で交通ルールの向上を
5月18日には、茅ヶ崎市役所西側駐車場と市総合体育館で「2013年度自転車ルール講習会」が開催された(茅ヶ崎市交通安全対策協議会主催)。同講習会は自転車の交通ルールやマナーを再確認しようと毎年実施されているもの。当日は子どもから大人まで約60人が参加し、設置されたコースで指導員らの指導を受けながら踏切の前や信号機の前での一時停止や左右の確認を行い、安全運転の基礎を学んだ。
また総合体育館では、交通ルールや走行方法などを学ぶ座学も行われ、参加者らは時折出題されるクイズに積極的に回答。楽しみながら交通ルールを学んだ。
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