市内円蔵にある精密部品加工会社「(株)シンクフォー」代表取締役の山下祐さん(46)=柳島在住=がチーム監督としてオートバイの全日本ロードレース選手権に参戦している。
山下さんが率いる「シンクエッジ4413レーシング」はライダーの星野知也選手、メカニックの高村嘉寿さんを中心とした2年目のチームでJ-GP2クラスがレースの舞台だ。ボランティアスタッフや賛同する企業、仲間などの支えで選手権に参加している。
チームスタートのきっかけは2012年シーズン末に契約が無くなった星野選手を「このままでは勿体ない。まだ走らせたい」という思いだった。自身も08年までプロのライダーとして活動していたこともあり、監督の誘いを受け入れた。
「選手権は年間で6戦あり、運営していくには最低でも700万円は必要なので、資金面は今でも苦労しています」と山下さん。スタッフは知り合いのボランティア、パーツも自社開発の製品の他は知り合いのチームから借りたりと工夫を重ねながらの参戦を続ける。
参戦に当たり3人はそれぞれ明確なテーマを設定した。「ライダー活動の集大成やマシン製作、技術力を証明することが2人の目標。私は自社で開発しているブランドの商品開発と組織運営のノウハウを学ぶことです。『走る実験室』という位置づけで参戦しています」(山下さん)。
昨年10位だった総合順位を6位まで上げるのが今年のチーム目標だ。第3戦は宮城県のスポーツランドSUGOで6月末に開催される。チームのサポートや問合せなどは(株)シンクフォー山下さん【電話】0467・86・4194へ。
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