茅ヶ崎市と市民団体「まち景まち観フォーラム・茅ヶ崎」、富士ゼロックス神奈川(株)の3者が、市民提案型協働推進事業の一環として「まち歩き音声ガイド 茅ヶ崎」を開発。11月30日(月)まで端末の貸出を行い、運用状況などを検証する。
同ガイドは、GPSの位置情報を利用したサービス。利用者が携帯型の専用端末とまち歩きコースマップを持ち歩き、あらかじめ登録されたスポットに近づくと自動音声でさまざまな情報が提供される。
現在登録されているのは市民活動団体や市民ボランティアらの協力のもと製作された3コース。
香川駅から下寺尾官衙遺跡群、民俗資料館を回る「香川駅発ぶらり都市資源めぐり」。本社宮から鶴嶺八幡宮、鳥井戸橋を巡る「懐島・景観まち歩き」。八雲神社から旧南湖院を巡り、えぼし岩周遊まで盛り込まれた「三橋卯之助さんが語る茅ヶ崎の歴史」とそれぞれの団体が日頃の活動で収集した情報が凝縮されている。
同事業は「景観まち歩きマップ」を作成し、まち歩きイベントの開催など、地域の魅力を発信していた「まち景」と、地域貢献を目的にGPS端末を連携させる「観光音声ガイド製作ツール」を開発している富士ゼロックス神奈川(株)の思惑が一致したことが始まり。それに加え市も景観資源や歴史文化などの情報を広く市民に提供していくことが都市資源継承に必要であるとの考えから同事業の実施に至った。
まちづくりに一役
同事業は2014年度事業として始動。昨年10月にラスカ茅ヶ崎で開催された環境イベント「景観まちづくりウィーク茅ヶ崎」では、音声ガイドサービスのモニタリングが行われ、10日間で30台ほどの貸出。8割の
利用者から「大変満足」との声を集めた。そこで今年度「ちがさき丸ごとふるさと発見博物館」と「虹の丘おやじの会RAM」の協力のもと案内コースを追加し、事業を継続。今回テストマーケティングとして3カ月間の貸し出しを実施する運びとなった。「まち景」の高見澤和子代表は「このサービスは、まちづくり、観光、高齢者福祉、学校教育など幅広い分野で活躍が期待できるシステム。多くの方に体験してもらい、感想などを聞かせて頂けたら」と期待を寄せている。
4カ所で貸出
貸出場所は茅ヶ崎市観光案内所、まちスポ茅ヶ崎、香川自転車駐車場、ちがさき市民活動サポートセンターの4カ所。貸出時間は午前10時から午後4時まで。貸出費用は500円で、保証料として1000円必要(端末返却時に返金)。貸出の際は身分証明書を提示し返却後はアンケートに協力する。小学生以下は保護者同伴。問い合わせは市景観みどり課【電話】0467・82・1111へ。
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