4月から茅ヶ崎市内に8つの保育施設が開園する。市の今年度の待機児童数(15年4月1日時点)は115人。保育所の定員数を14年度比で395人増加し2999人としたが、申込者が予想を上回り、待機児童数は25人の減少にとどまった。待機児童は県内で最も多く、100人を超えるのは茅ヶ崎市のみとなっていた(4月1日時点)。
茅ヶ崎市の待機児童数は12年度の180人をピークに年々減少傾向にあるが、昨年度県内最多だった藤沢市が定員を624人増加して待機児童数を175人減らし83人としたことで茅ヶ崎市が最多になった。
4月以降開園するのは認可保育園2施設、小規模保育事業所4施設、小規模型事業所内保育所1施設。さらに認定こども園1施設が市内で初めて開園し定員数は291人増加する。昨年4月以降に新設や増改築によって新たに整備された保育所の定員増と合わせると、16年度は478人増え、定員は3477人まで増える。
市保育課は「4月以降の開園で数字上は昨年同期(115人)の待機児童数を解消できるが、申込み者数によりどの程度解消できるかは分からない。4月以降も公募による小規模保育事業所を増やし17年度に向け対応していきたい」と話している。
小規模保育所の整備加速
昨年4月からスタートした国の制度「子ども子育て支援新制度」。これを受け茅ヶ崎市でも県の認可で幼稚園と保育所の機能を併せ持つ「認定こども園」が今年4月に開園する。
親の就労の有無に関わらず0歳から就学前までの全ての子どもを対象にし「同制度の目玉」として待機児童の解消に期待が寄せられている。
ほかにも新制度の導入により事業所内保育所と小規模保育事業所(いずれも市が認定)が新たに開園する。
小規模保育事業所は原則3歳未満の児童が対象で、19人以下と定員が少ないのが特徴。事業所内保育所は従業員の子どもを保育する施設で、新制度では地域で必要とする子どもも預かることが可能になった。
茅ヶ崎市でも同制度の導入後、小規模保育所が2カ所、事業所内保育所が1カ所開園。これにより4月以降茅ヶ崎市内の認可保育園は39カ所(分園は1施設として計算)、認定こども園1カ所、小規模保育6カ所、家庭的保育6カ所、事業所内保育所2カ所の計54カ所になる。
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