茅ヶ崎版 掲載号:2019年1月1日号
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「茅ヶ崎は大切な場所」 サチモス・YONCE 地元を語る

文化

 今最もライブのチケットが入手困難とされ、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの人気ロックバンド「Suchmos(サチモス)」。そのフロントマンとして確固たる存在感を放つボーカルYONCE(ヨンス)(27)=写真=に、地元・茅ヶ崎への思いや音楽への揺るぎない情熱を聞いた。           (敬称略)

 12月某日、青く澄み渡る空の下、サザンビーチちがさきの砂浜にリラックスした表情を浮かべたYONCEの姿があった。

 「久しぶり」の地元への帰郷に、終始うれしそうな顔を浮かべる。「呼吸と同じくらい当たり前で大切な場所。離れていてもそのマインドは変わりません」と穏やかに話す。

 2015年にデビューしてから4年。常に新しい挑戦と刺激を求め走り続けてきたSuchmosの強みは、一度聴いたら忘れられない中毒性のあるサウンドと色気を備えたYONCEの声にある。そのルーツは、地元にあった。

インプットする年に

 幼い頃から音楽好きの叔父の手ほどきを受け、国内外さまざまなアーティストの楽曲に触れてきた。中学で軽音楽部に入部した際に希望した楽器はギター。「上手すぎる先輩がいて、一瞬で打ちのめされた」というが、高校進学後も音楽への情熱は途切れることはなく、練習に励んだという。

 高校1年で組んだコピーバンド。ギターの練習中に歌うと、その声を聴いた仲間が「いいじゃん」とひと言。ボーカルYONCE誕生の瞬間だ。

曲はいつもセッションで

 もともと遊び仲間だったSuchmosのメンバー。各々が別で音楽活動をしていたが、好きな音楽を共有していくうちに、ひとつになった。

 メンバー同士の仲がいいことも有名で、今でも週に一度はメンバーだけで集まりセッションしたり、食事に行ったりするという。遊びの中で生まれる曲も多く、「この間もすっげぇいい曲できたんですよ」と嬉々とした。

ハマスタ単独「楽しみすぎる」

 サッカーW杯ロシア大会のNHKテーマ曲を手掛けたり、国内外のフェスへの参加、ミニアルバム発売、横浜アリーナ単独公演など、目まぐるしく過ぎ去った2018年。韓国、上海、香港、タイとまわった「海外公演が感慨深い」と振り返り、国ごとに違う音楽のたしなみ方に刺激を受けた。

 2019年は、3月から5月に自身初となるアリーナツアーの開催や春に3rdアルバムの発売、9月に横浜スタジアム公演などが控えている。

 ハマスタはこれまでの単独で1番規模の大きな会場で、野球好きの父によく連れてこられた場所。「野球選手を音楽の世界で表したらロックスター。その場所に立たせてもらえる事に感謝。楽しみで仕方ないです」と満面の笑みをみせた。しかし、「まずはアリーナツアーを成功させること」ときっぱり。その先に、やるべきことが見えてくるという。「あとは旅をしたり、本を読んだり、映画を観たり。色々インプットする年にしたい」

地元「愛してます」

 クールな印象の彼だが、ライブ中に偶然見つけた同級生にハイタッチしに行ったり、地元アピールをしたファンに「どこ中?」「おれ梅中」と声を掛けるなど、実はとても気さく。特に地元トークには敏感だ。

 「懐かしい〜」と人懐っこい笑顔で話すのは、子ども神輿をずっと担いでいたという浜降祭と淡いデートの思い出が詰まる大岡越前祭。乗ったことのないコミュニティバスえぼし号にも「いつか乗りたい」と。お気に入りの飲食店の名前もどんどん出てくる。「バイトをしていたQueとかカフェアミーゴ、あとは猪口屋。ここの湯葉刺しが最高」と饒舌だ。

 とにかく地元が好き。「なかなか帰れないけど、愛してます」

音楽を純粋に楽しんで

 10年前の自分に「今も面白いと思うけど、未来はもっと笑える」、そして「色々なものを見て、聴いて、食って、触っておけって言いたい」という。それは音楽をやる若者に伝えたいメッセージでもある。「偏見をもったらダメ。ジャンル問わず触れて、音楽を楽しむ事を純粋に考えるといいよ」

取材後のオフショット
取材後のオフショット

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