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茅ヶ崎・寒川 文化

公開日:2026.05.15

堤八坂神社の神輿修復 継承目指し50年ぶりに

  • 神輿の完成を喜ぶ関係者

    神輿の完成を喜ぶ関係者

  • 輝きを取り戻した神輿

    輝きを取り戻した神輿

 堤八坂神社(茅ヶ崎市堤3655の1)の神輿の修復が完了し、4月19日に同神社へ奉納された。

 この神輿は明治初期、藤沢市の時宗総本山・遊行寺から譲り受けたものと伝えられている。1929(昭和4)年、78(昭和53)年と修復を重ねてきたが、近年は金物の欠落や漆の剥離といった老朽化が深刻化。こうした状況を「見て見ぬふりはできない。もうやるしかない」と、神輿修復実行委員会(諏訪園洋会長)を結成し、2024年に大規模な修復を決断した。

 神輿は昨年の浜降祭が終わると、千葉県の専門業者のもとへ送り出された。修復期間中、諏訪園会長ら関係者は、工房を何度も訪問し、仕上がりを確認し続けてきたという。

茅ヶ崎唯一の「吹返し」

 神輿は、小ぶりで装飾が華やかな女神輿の形式をとる飾り神輿で、茅ヶ崎では唯一とされる「吹返し」を屋根の端の部分に備えている。さらに、夜光貝を薄く削りだして貼り付ける「螺鈿(らでん)塗り」が最大の特徴だ。諏訪園会長は「これまでは真鍮を自分たちで磨いてきたが、メッキを施したことで印象が明るく変わった」とその出来栄えを喜ぶ。

支援に感謝の渡御

 修復には約900万円という多額の費用を要することから、実行委は広く奉賛を募った。当初は資金集めに不安もあったが、いざ呼びかけが始まると住民や企業から200円から100万円に至るまで、多くの協力が寄せられた。25年12月から今年4月までの短期間で、最終的な寄付額は目標を大きく上回る約1150万円に達した。

 4月25日、26日にはお披露目と支援への感謝を込めた記念渡御が行われた。諏訪園会長は「多くの人に完成した姿を見てほしかった。皆さんの協力のおかげで伝統が次代へつながった」と話し、安堵の表情を見せていた。

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