市内公立小学校における普通教室のエアコンの設置工事が5月末に完了し、6月から運用を開始した。昨年9月の中学校の運用開始に続くもの。市教育施設課は今回の設置に合わせ、ガイドラインとなる「茅ヶ崎市立小・中学校空調設備運用指針」を新たに定めた。
設置は2016年度に行われた小・中学校の温湿度調査の結果に基づくもの。市は昨年4月に、小・中学校の13年間分のリース契約を締結。中学校は9月から稼働し、小学校も設置を進めていた。
しかし、11月に国の臨時特例交付事業の採択方針が示されたことを受け、小学校のみ、補助対象となるエアコン買取方式に切り替えた。買取金額は約8億2500万円で、うち約2億4000万円が補助金となる。中学校は引き続き、小学校の補修・メンテナンス代も含めた形でリース契約を続ける。
市は今回の設置完了に合わせ、新たに「茅ヶ崎市立小・中学校空調設備運用指針」を作成。文科省の学校環境衛生基準を基に、冷房の設定温度は26度から28度を基本とすることなどが示されており、環境への配慮などから、これまで使用していた扇風機を併用することも提案している。
今後は、夏・冬を通した利用状況をヒアリングし、特別教室の設置率向上なども視野に運用を進めていく。市教育委員会教育施設課は「教室の環境条件や天候などに合わせ、臨機応変な対応を」と話し、稼働した浜之郷小学校の4年生男子児童は「待ち遠しかった。とても気持ちいい。勉強にも集中できる」と笑顔を見せた。
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