茅ヶ崎版 掲載号:2019年7月26日号 エリアトップへ

ビーチの変遷見届け111年 茅ヶ崎最古の海の家「浜磯」

経済

掲載号:2019年7月26日号

  • LINE
  • hatena
真間義嘉さんと時代の荒波を超えて来た「浜磯」=7月17日撮影
真間義嘉さんと時代の荒波を超えて来た「浜磯」=7月17日撮影

 海開きしたサザンビーチちがさき。今年は梅雨が長引いた影響で海水浴客の出足は鈍かったが、徐々に暑さが本格化してきた。茅ヶ崎海岸では、茅ヶ崎最古の海の家「浜磯」が111回目の夏を見守る。

 サザンビーチちがさきは、1898(明治31)年に「茅ヶ崎海水浴場」として開設され、茅ヶ崎に別荘を構える富裕層が、海遊びを楽しんだ。

 「浜磯」は、その10年後の1908(明治41)年に大磯町の漁師だった真間政吉さんが、茅ヶ崎の別荘所有者から要望を受けて創業した。政吉さんと2代目庄吉さんが富裕層に泳ぎ方を教えたり、食事を提供したりするなどして店を切り盛りした。

 60年代から80年代にかけては、海水浴が夏のレジャーとして定番化。自治会・企業の団体客や、海水浴客を誘致するために茅ヶ崎と八王子を結ぶ直通列車が運行したりするなど、全国から海水浴客が押し寄せた。4代目の義嘉さん(56)は、「駅から海岸まで人通りが絶えなかったのを子どもながら覚えている」と振り返る。海の家は30軒以上、さらに料理を請け負う出店も軒を連ねた。海岸線はビーチパラソルが乱立、「芋洗い状態」だったという。浜磯は、荷物預かり所として2階部分を増築。1日で400人ほどの客をもてなした。

海に新たな潮流

 だが、夏のレジャーが多様化したことから客離れが進み、海の家も減少した。これを食い止めようと、99(平成11)年に茅ヶ崎出身でサザンオールスターズの桑田佳祐さんにちなみ、「サザンビーチちがさき」に改称。近年では、サザンオールスターズやaikoさん、平井大さんがライブを開催するなど、新たな潮流が見られる。義嘉さんは「子ども連れの家族でも安心して遊べるし、浜辺で友人と談笑したり日光浴をしたりと、のんびりできるのも良いところ」と魅力を語る。

 111年目を迎えた浜磯では今年から、3代目の伊佐雄さん(83)が体力の衰えを理由に店頭に立つことが少なくなった。その一方で義嘉さんの息子・湧太さん(22)が大学の授業の合間に手伝っている。義嘉さんは、「5代目になるかは本人の自由。最も古い海の家として、これからも茅ヶ崎の海を見守っていきたい」。

創業者政吉さん(右端)と2代目庄吉さん(後列左)=大正時代に撮影/真間義嘉さん提供
創業者政吉さん(右端)と2代目庄吉さん(後列左)=大正時代に撮影/真間義嘉さん提供

茅ヶ崎版のトップニュース最新6

一中生が男女で優勝

全国中学柔道大会

一中生が男女で優勝 スポーツ

ともに最重量級制す

9月17日号

「茅ヶ崎の製糸場」に迫る

「茅ヶ崎の製糸場」に迫る 文化

「丸博友の会」5周年企画

9月17日号

最年少でW杯代表入り

フットサル

最年少でW杯代表入り スポーツ

堤在住・毛利元亮選手

9月10日号

市民参加で郷土史研究

「ゆかりラボ」10月スタート

市民参加で郷土史研究 文化

9月10日号

10月末接種完了目指す

新型コロナワクチン

10月末接種完了目指す 社会

対象年齢を「12歳以上」に

9月3日号

午前中で授業切り上げ

市立小中学校

午前中で授業切り上げ 教育

部活動も原則休止

9月3日号

無料葬儀式場

サービスはそのままに式場の完全無料化実施中です

https://heiwadou.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 9月3日0:00更新

  • 8月27日0:00更新

  • 7月23日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年9月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook