茅ヶ崎版 掲載号:2019年9月27日号 エリアトップへ

『義足と歩む』を出版した脚本家・ライターの 松島 恵利子さん 平和町在住 55歳

掲載号:2019年9月27日号

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熱意を伝える脚本家

 ○…アニメ『ちびまる子ちゃん』や道徳教材の脚本、実用書や児童書など、これまで数多くの作品を手掛ける。初挑戦の一人の人物に密着したノンフィクションは児童書として刊行した。ルワンダ大虐殺について正しい知識を持ってもらうため、「未来を担う子どもたちにはもちろん、大人にも気軽に手に取ってほしい」と筆に思いを込めた。

 ○…東京・池袋出身。運動も勉強も苦手で、漫画を読みふける夢見がちな少女だった。たまたま入学した高校が演劇部の名門校で、芝居にのめり込む。卒業後は一般企業に就職したが、「自分で何かを創り出したい」という思いは秘めていた。夫の転職に伴い茅ヶ崎へ移住し、2人の男児を出産。長男が小学校へ上がる頃に始めた絵本の読み聞かせがきっかけで、創作への意欲が再燃した。36歳から通信教育で脚本を学び、数々のコンクールで入賞。立て続けに仕事が舞い込み、2007年に「ちびまる子ちゃん」の脚本家に仲間入りした。

 ○…ルワンダを支援するルダシングワ真美さんの活動を知ったのは友人のつて。はじめは警戒されてしまったが、「彼女のことを本にしたい」と、真美さんの全国の講演に何度も足を運び、遂に熱意が伝わった。企画から5年、取材を重ね、ルワンダへも同行。時差7時間のチャットでは取材に関係のない話も交え、真美さんの考え方を知った。刊行後、読者の「真美さんが書いているのかと思った」との声に、「狙い通り」と笑顔を浮かべる。

 ○…息子2人は独立し、現在は夫と二人暮らし。今回の執筆を通して受け取ったのは、”何事も諦めない”というメッセージ。真美さんの「歌手の桑田佳祐さんにいつかルワンダで歌ってほしい」という大きな夢を聞いて、「今度は夢の力になりたい」と意気込んだ。

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