神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2020年1月17日 エリアトップへ

ノンフィクション『パラアスリート』を執筆した 山田 清機さん 浜須賀在住 56歳

公開:2020年1月17日

  • X
  • LINE
  • hatena

突進あるのみ

 ○…「東京2020パラリンピック」の出場を目指すアスリートの横顔に迫り、1冊の本にまとめた。ノンフィクション作家としてこれまでに5冊の著書があるが、障がい者スポーツを題材にしたのは、今回が初めてだ。「そもそも『障がい』って何?どう接する?どう考えればいいの?」。アスリートへの取材を通して自問自答を続け、共生社会に向けたヒントを描いた。

 ○…「つらい経験をしている人にシンパシーを感じるんです」と語る背景には、フリーライターとして過ごした苦しい時期がある。大学卒業後に鉄鋼メーカーに勤務するも、組織に馴染めず1年半で退社。出版社を経て20代後半で思い切って独立。暮らしていたアパートの一室を事務所代わりに、ファクスを1台設置したまではよかったが、使う機会がなかなか訪れない。「仕事が何もなくて、昼ごはんが食パン1枚」と今では笑って話せるが、肉や魚を買うお金がなかったことから、成人男性としては稀なコレステロール値が“低い”と診断されたほどだ。

 ○…編集プロダクションなどをまわって売り込みを続けていくうちに、少しずつ仕事をもらえるように。独立から10年が過ぎる頃には経済誌での記事掲載も始まった。「大物経営者には冷や汗をかきながら取材しています」と話しつつも、今では作家としても活躍の場を広げている。

 ○…1年前、大好きなノンフィクション作家・開高健が過ごした茅ヶ崎に川崎から引っ越してきた。高校時代に汗を流した剣道を小学生の長男と楽しみ、55歳でデビューを飾ったサーフィンも目下奮闘中。「この歳でもまだひと踏ん張りしなきゃ」。今春には新書を発行予定で、日本三大ドヤ街のひとつ・横浜寿町で取材中だ。

茅ヶ崎版の人物風土記最新6

奈良 英俊さん

3月19日付けで茅ケ崎警察署長に就任した

奈良 英俊さん

茅ヶ崎市在勤 57歳

4月19日

柴田 智美さん

「星空のスカート」を制作して環境問題を訴える

柴田 智美さん

浜之郷在住

4月12日

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市民文化会館で5月6日、初のホール公演を行う

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市内在住

4月5日

櫻井 貴基さん

第六天神社のほか、市内6神社の宮司に就任した

櫻井 貴基さん

十間坂在住 55歳

3月29日

松浦 治美さん

(公財)かながわ海岸美化財団の代表理事を務める

松浦 治美さん

藤沢市在住 66歳

3月22日

田嶋 小梅さん

茅ヶ崎公園をモデルに「防災機能と居場所」が融合する空間をデザインした

田嶋 小梅さん

松風台在住 23歳

3月15日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

大岡越前縁の寺で祭

【Web限定記事】

大岡越前縁の寺で祭 文化茅ヶ崎市

4月20日 「浄見寺まつり」

4月16日~4月20日

茅ヶ崎版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook