津波ハザードマップ
浸水想定いまだ旧基準
相模湾沿い茅ヶ崎市のみ
4月19日
市内で子育てサロン「HYGGE(ヒュッゲ)」を主宰する吉田裕美子さんと小林聡美さんが、ママと子どもたちの居場所を紹介する「茅ヶ崎mamamap」を制作した。マップと連動するブログも立ち上げ、市内の子ども食堂や遊び場、買い物など、子連れでのお出かけに役立つ情報を収集・取材し、ママ目線で分かりやすく紹介している。
マップを手掛けた2人はともに、未就学児を抱える子育てママ。出産後に利用した子育てサロンでの体験をもとに「ママと赤ちゃんが安心して過ごせる居場所や子ども食堂についてもっと知りたい」と制作に着手した。
娘が生後半年の頃に、食事を提供するサロンを利用した小林さん。「赤ちゃんがいると、家にこもって孤独を感じたり、自分の食事は後回しになりがち。そんな時、他のママやスタッフと話すことで救われたし、美味しいご飯がありがたくて」と振り返る。今回の取り組みでは、主に取材やブログ記事を担当し、「自分が『もっと早く知りたかった』と思うから、マップやブログを通じて、子育てに役立つ情報を届けたい」と語る。
イラストは切り絵絵本の世界観も
パステル調の色彩とやさしいタッチ、そして仲睦まじいクマの親子が目を惹くマップデザインは、アーティストとして市内で美術教室を運営する吉田さんの手によるもの。クマやカニなどの絵は「切り絵」の手法を用いるなど細部まで趣向を凝らす。吉田さんは「子どもは視覚的な要素に反応するので、今後もクマの親子のキャラクターを登場させていく。こうした絵本のような世界観も親子で楽しんでもらえたら」と微笑む。
資金の確保が課題
2人は子育てや仕事の合間を縫ってボランティアで、子育てサロン「HYGGE」を運営し、工作や音楽ライブ、推し絵本の会など、ユニークな活動を展開してきた。
「今回のマップは制作費や取材活動費などすべて自費でまかなっているため、今後、活動を継続するためにも資金のことを考えていかなくてはならない」と語り、企業からの支援を募っている。
マップは【URL】https://mamamap.amebaownd.comからダウンロードできるほか、市子育て支援課と茅ヶ崎市立図書館で配架。
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