衆議院議員総選挙は10月31日に投開票が行われた。神奈川15区(茅ヶ崎市、平塚市、大磯町、二宮町)は、自民党前職の河野太郎氏(58)が21万515票を獲得し、9回目の当選を果たした。ともに新人で社民党の佐々木克己氏(66)、NHKと裁判してる党弁護士法72条違反での渡辺麻里子氏(45)は河野氏の牙城を崩すことができなかった。茅ヶ崎市内の投票率は前回より6・19ポイント高い58・24%だった。
投票締め切りの午後8時と同時に、NHKが全国トップで当選確実を報じた河野氏。平塚市内のホテルで支持者らと喜びを分かち合った後「なかなか戻れなかったが、これからは地元に時間を使って、皆様の声を聞きながらこの2市2町をしっかり前に進められる様に頑張りたい」とあいさつ。本紙の単独取材にも応じ「日本のために集中する」と語った。
4年前の前回に続く立候補となった社民党の佐々木氏。野党統一候補として河野氏に挑んだが、大きく水をあけられる結果となった。
「河野氏の当選が続くことに反発する有権者の声を多く聞いたが、私自身の力不足でそれを得票に変えることができなかった。ただ、若い世代からの関心の高さなど変化も感じた」とした。
「ストップ医療崩壊」を掲げたNHK党の渡辺氏は、選挙期間に入ってもポスターを掲示するだけで、街頭演説などは行わなかった。
結果を受けて「『落下傘』である私に8000あまりの票を入れていただき感謝しています。既得権益に風穴を空けたいと考える有権者が一定数いたと思います」とコメントした。
開票大きな混乱なし
今回の開票作業は当初予定していた市総合体育館の第1体育室が10月21日に利用中止となったため、茅ヶ崎市体育館競技場に変更された。
小選挙区は日が変わった午前0時5分の確定と前回と比べて45分ほどの遅れとなったが、大きな混乱はなかった。
市選挙管理委員会は「小選挙区と比例の開票を同時に進め、手が空いた人を国民審査の作業に回すことなどにより遅れを最小限にすることができた」とした。
また期日前に投票した人は前回より3496人少ない3万2038人となった。
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