梅田中学校(森井康匡校長)2年生の生徒2人が社会科の授業の一環で制作したキャラクターがこのほど、北海道庁の政策をPRする動画に採用された。北海道の名産ジャガイモを「ご当地キャラ」にしたもので、生徒は「北海道で好かれるキャラクターになってほしい」と話した。
梅田中では2年生が社会科の授業で「都道府県調べ」を行い、各クラスの班ごとに、担当する地域の歴史や環境、産業などを調べてきた。その一環で地域の特徴を生かした「ご当地キャラ」を制作した。
ジャガイモをクール系男子に
その1つが、北海道を担当した櫻井悠生(ゆうみ)さんと飯田琴莉さんが制作した「じゃがいもん」。イラスト描写は櫻井さんが担当、キャラ設定などは飯田さんが考え、「クールな感じのジャガイモ系男子」を表現した。
北海道はジャガイモの生産量が全国1位であり、「すぐにご当地キャラと分かってもらえる名前にしたかった」と飯田さん。櫻井さんは「調べる中で季節風があることがわかった。暖かさを出すために赤色のマフラーや、手袋を着けた」。
生徒の投票でクラスごとに代表を1つ決め、鹿児島県・兵庫県・北海道のキャラクター3つが選出された。昨年10月下旬、各道県の知事宛に郵送したところ、11月に北海道庁から反応があったという。
道発信動画で採用
キャラクターは北海道のユーチューブ動画「じゃがいもんの北海道掘り立て情報」で観ることができる。道の担当者によると、じゃがいもんが道の政策について呼びかけ、職員が答えていくという内容で、「固くなりがちな話題を柔らかく伝えるのに役立っている」。「キャラクターが届いたときは正直驚きましたが、現在は道政情報を一緒に広報してくれている愛すべきキャラクターとなっています」とコメントした。
2人は「クールな感じの声が当てられていて、世界観が増していた。本当に理想通り。北海道で好かれるキャラクターになってほしい」と話した。
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