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茅ヶ崎・寒川 人物風土記

公開日:2022.10.07

青年海外協力隊員としてベトナムへ派遣される
徳丸 愛さん
出口町在住 29歳

国際貢献に夢つなぐ

 ○...出発を控えた心境は「楽しみ半分、不安半分」。ベトナム南部ホーチミン市にあるリハビリテーション専門病院へ10月下旬に赴く。スタッフの一員として、脳卒中患者らに日常生活動作の訓練を行い、リハビリの質の向上に協力する。市長表敬訪問では「8年間の経験を生かし、現地の人たちと一緒にベトナムならではの作業療法を築いていきたい」と抱負を語った。任期は2年。

 ○...小田原市で生まれ、3歳から茅ヶ崎市で育つ。子どもの頃から旅好きな両親とインドや欧州、アフリカなどの国々を旅行。「海外で暮らしてみたい」と夢を持ち続けていた。小学2年生のときに3カ月間入院したことが、医療の仕事へ関心を抱かせた。専門学校を出て作業療法士となり、藤沢市内の病院などに勤務。「身体的な機能だけでなく、その人の生活全般を見て、望む生活に復帰できるようアプローチするのが役割」という。専門性を高めたいと、大学院の修士課程でも学んだ。「勉強すればするほど、作業療法は奥が深くて難しいけれど、患者さんが自信を取り戻したときはうれしい」 

 ○...「物怖じしないタイプで、上司にも自分の意見をはっきり言う。それが長所で短所でもある」と自己分析する。浜須賀中学校時代は吹奏楽部でトロンボーンを担当し、同じパートの友人と切磋琢磨。高校では100人もの大所帯の演劇部で活動した。

 ○...ベトナム語を5月から特訓中。「発音が難しい。予習しても現地で通じなかったということもあるそうで、一から頑張らないと。食事はおいしそう」とほほ笑む。「海と山が近くにあって都会過ぎず、田舎でもなく、気候が良く住みやすい。有名人も多い」。国際協力を通じて茅ヶ崎の魅力も伝えるつもりだ。

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