茅ヶ崎・寒川 人物風土記
公開日：2023.02.03
音楽イベント「CHIGASAKI BAND STAND」の実行委員長を務める
綾 和也さん
十間坂在住 63歳
湘南サウンドの灯、燃やす
○…「次世代へつなげ！湘南サウンド」をテーマに、茅ヶ崎市民文化会館で音楽イベントを２月12日に開く。所属する市民団体・Ｍｕｓｉｃコミュニティ音Ｃ魂（おとしだま）が中心となり、昨年１月に第１回を開催して盛況を収めた。２回目の今年は高校生からシニアまで出演バンドの数と年齢層を拡大。10組がロックや昭和歌謡などの熱いライブを届ける。「音楽甲子園のような、若者たちが出場を目指すイベントに育てていきたい」と語る。
○…国内最大のカントリー音楽フェスに出演実績がある妻・喜子さんに誘われ、２０１６年にバンドＴｈｅ 14ｔｈ Ｍｏｏｎを結成。ギターで茅ヶ崎ジャンボリーやユニバーサル音楽祭などに参加している。市内のライブハウスにも足繁く通ううち、音楽活動が盛んな茅ヶ崎に魅力を感じて４年前に逗子から移り住んだ。ところがコロナ禍。「湘南の音楽の灯を消したくない。ならば、自力で演奏の場と機会を作ろう」と思い立った。
○…香川県出身。14歳のとき、英国バンドのディープ・パープルに衝撃を受けた。高校時代は後に爆風スランプのリーダーとなるファンキー末吉さんら友人とバンド活動。大学卒業後、コミックバンドとしてメジャーデビューしたがヒットに恵まれず、音楽業界のスタッフに転身。歌手や俳優のマネージャーを務め、テレビ・ラジオの宣伝に奔走した。
○…ＣＤの収益を寄付するなど保護犬猫の支援活動にも力を注ぐ。４年前、日本外務省の計らいでカントリー音楽の聖地である合衆国テネシー州ナッシュビル市を訪問。テイラー・スイフトらスター・シンガーを輩出した名門カフェのステージに立った。「空港から街のいたる所で音楽を奏でていた」と、茅ヶ崎のナッシュビル化を描く。
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