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茅ヶ崎・寒川 トップニュース社会

公開日:2025.05.30

茅ヶ崎市 中海岸4丁目
移動販売がスタート
民間事業者が週1巡回

  • 惣菜や食材を購入する買い物客

 茅ヶ崎市中海岸4丁目地区でこのほど、民間事業者による食品の移動販売がスタートした。茅ヶ崎南地区まちぢから協議会福祉部会(西澤(さいざわ)充部会長)の呼びかけで実現した取り組み。同地区で増えている「買い物難民」の支援が目的だ。

 鉄砲道の南側、サザン通りの西側に位置する同地区には、スーパーマーケットやコンビニエンスストアが少なく、以前から高齢者を中心に「買い物が不便」という声が住民から上がっていた。

 そこで同部会では、約1年前から対策を模索。隣接する3丁目エリアを移動販売で巡回していた「杜のとうふ工房三河屋」(本社平塚市)に依頼し、中海岸自治会などの協力で販売車の駐車スペースを確保するなどして、実現にこぎつけた。

 初回となった5月22日は【1】防災倉庫敷地(午前10時30分頃)【2】旧鯉のサザン前(11時頃)【3】中海岸しおのね公園前駐車場(11時30分頃)【4】サザン通り中央バス停前(正午頃)の4カ所を販売車が巡回。事前に近隣エリアにチラシをポスティングするなどして告知したこともあり、約50人が購入に訪れた。買い物客からは「近くの八百屋も数カ月前に閉店してしまったため助かる」などの声が聞かれた。今後も毎週木曜日に前述の時間、場所を移動販売車が回る予定。西澤部会長は「実際に困っている人のことを考え、課題を検討していきたい」と話した。

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