茅ヶ崎市は5月28日、2024年度のごみ排出量(速報値)を発表した。資源物を除くごみ排出量は4万7030tで、前年度比で1・5%減少した。市は「有料化以降、着実に減量が進んでいるが減量化基本方針で掲げる目標の達成にはさらなる取り組みが必要」とする。
24年度1年間で排出されたごみのうち、燃やせるごみは4万2309tで前年度比684t(1・5%)の減少、燃やせないごみは4085tで前年度比65t(1・6%)の減少となった。
一方で大型ごみ(1辺の長さが50cmを超え2m以下のもの)は636tで前年度比で22t(3・6%)増加、資源物も1万5564tで115t(0・7%)増加した。
市資源循環課は「項目によって増加もあるが有料化開始前の21年度と比べると16・2%の減少で大きな流れとしては減量が進んでいる」とする。
市は20年に発表した「ごみ減量化基本方針」で「17年度を基準に34年度までに家庭系ごみを25%、事業系燃やせるごみを50%削減する」という目標を掲げている。
家庭系についてはすでに22・4%減に達しているが、さらなる減量へ市は、まだ食べられる食品を持ち寄り福祉施設などに寄付するフードドライブや家庭用生ごみ処理機の利用促進に取り組む。
フードドライブについて24年度は94件516・5kgの寄付があった。同課は「23年度は企業が災害用に備蓄していた食品の大型寄付もあった。今後も市民、企業に利用を呼びかけたい」とする。
また生ごみ処理機については、購入費の補助制度を設けている。24年度は早期に上限に達したことから、25年度は約300万円の予算を確保した。同課は「処理機の価格が上昇していることもあり市民の関心は高い。今年度は有料化スタート前後の21、22年度と同等の枠を確保したのでぜひ利用を」とする。
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