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茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2026.06.05

茅ヶ崎歯科医師会・下里隆史会長に聞く 「健口(けんこう)が市民の安心に」

  • 下里隆史会長(左)と、入り口や窓に吸盤で貼り付けることを想定した災害時診療対応ペナント

    下里隆史会長(左)と、入り口や窓に吸盤で貼り付けることを想定した災害時診療対応ペナント

 茅ヶ崎歯科医師会には現在、98診療所・118人の会員が所属する。茅ヶ崎市立病院、湘南東部総合病院に加え昨年、徳洲会病院の口腔外科も会員となりホットラインがさらに広がったことで、重篤な疾患の際などには連携が取られ市民の安心につながっている。

万一に備えて

 同会が力を入れているのが災害などの万一への備え。一昨年の元日に発生した能登半島地震の際には、同会の会員も神奈川県JDAT(日本災害歯科支援チーム)として現地入りし、物資搬入や誤嚥性肺炎予防、口腔ケアなどを行った。

 今春には茅ヶ崎歯科医師会、茅ヶ崎医師会、茅ヶ崎薬剤師会の三師会が大規模災害時での医療救護体制の強化を目的に、茅ヶ崎市と協定を結んだ。協定により、市内で震度6弱以上の地震を観測した場合、三師会の会員は市からの協力要請を待たずに自院や自局で自発的に診療や調剤を継続し、地域医療センターや医療救護所で医療活動を行えるようになる。

 その際、診療可能な診療所は「災害時イエローフラッグ」=写真=を掲示する。三師会では今後、このフラッグの市民周知に努めていく考えで、フラッグを使用した防災訓練も検討していくとしている。

健口(けんこう)が健康のカギに

 近年では災害時の口腔ケアも注目されているという。口腔ケアができている地域とそうでない地域では病気リスクに差が生じるとされ、歯磨きやうがいなどの口腔清掃をおろそかにすると、口の中の細菌が急激に増殖し、虫歯や歯周病を悪化させてしまうとされる。特に、高齢者はこれが原因となって誤嚥性肺炎などの呼吸器感染症が増加すると考えられる。下里会長は「健康を維持していくなら普段の自身のケアが大切。頑張って歯磨きを日々、習慣づけてほしい。良いケアをすれば健康を保つことができます。『健口』をぜひ心掛けましょう。できるところは自分で行うとともに、歯科医院でもチェックしてもらいながら『健口』を保ちましょう」と呼びかけている。

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