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公開日:2022.12.02
柔道全日本 姉妹で活躍
寒川出身 渡邉聖子さん・愛子さん
千葉県で10月末に開催された「2022年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会」で、倉見出身の渡邉聖子さん(23・警視庁)が63kg級で準優勝、妹・愛子さん(21・東海大4年)が48kg級で3位入賞を果たした。
学生・社会人を含めトップレベルの選手が集う同大会。上位入賞者からはオリンピック強化選手も選ばれる、五輪日本代表への前哨戦的な位置づけだ。
姉「次大会でリベンジを」
帝京大学3年時、同大会で準優勝していた姉の聖子さん。決勝では五輪経験者の田代未来選手と初対戦した。「ずっと同じ階級で頼れる相談相手」でもあった田代選手に、延長戦までもつれ込む接戦を繰り広げたが、惜しくも優勝を逃した。明日12月3日(土)に「グランドスラム東京大会」を控え、「田代選手にはそこでリベンジしたい」と意気込んだ。
妹「大きな成長を実感」
妹の愛子さんは、10月上旬の全日本学生選手権で優勝。決勝で苦戦しつつも勝利した荒川朋花選手と今大会の3回戦で再戦した。「前回は思い切り投げられ苦手意識が少しあったけれど、自分の攻めの柔道ができた」。準決勝で敗退したものの3位決定戦で勝ち切ることができたのは「大きな成長」と振り返る。
2人は試合直前まで互いにアドバイスし合う仲良し姉妹。「一方が勝つとうれしいし、悔しい。最大のライバルです」と互いを称える。
恩師から応援コメント
宮山にある室田道場(室田次朗館長)で柔道を始めた2人。旭小学校時代は、中学生の練習時間まで居残り稽古をするほど熱心に柔道に取り組んでいた。姉妹の活躍を見守る室田館長は「今しかできないことを、今、頑張ってください」とメッセージを贈った。
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