平塚版 掲載号:2018年2月1日号 エリアトップへ

NPO法人平塚のら猫を減らす会の理事長 平田 昇さん 東真土在住 53歳

掲載号:2018年2月1日号

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猫を見守りつながり築く

 ○…昨年8月に「平塚のら猫を減らす会」の理事長に就任したと同時にNPO法人格を取得した。行政や自治体と協力し合いながら野良猫の保護や、去勢不妊手術、住民同士で見守る「地域猫」の理解促進、保護猫の譲渡会、街頭募金などを展開する。同会が管理する総合公園では、16年前に150匹ほどが生息していた野良猫も、現在は42匹ほどに減少し、一代限りの命を見届けている。

 ○…北海道札幌市に生まれた。新しいもの好きな少年で、友人の家で見かけたパソコンに興味を抱き、小学生ながら商業系大学に足を運んで、スキルを身に付けた。高校在学中に大手銀行の内定を得て卒業と同時に上京。23歳で結婚した後、銀行を退職、石油の専門商社、ガソリンスタンド経営、販売促進マネジメントなどの多彩なキャリアを積み上げて、32歳で独立。パナソニック製品の施工を請け負う「平田工業」を立ち上げた。

 ○…「実は動物全般が好きですが、猫が特段好きなわけではありません」と頭をかく。入会のきっかけは、入居するマンションに野良猫が10匹ほどたむろしていたのを見かけたこと。近隣トラブル回避の相談をしようと2年前に、同会の門を叩いた。初参加した総会で意見が対立する構図に「ポテンシャルがあるのにもったいない」と、経営者の血が騒いだ。趣味と仕事で身に付けた手腕を発揮しホームページやSNSで情報発信したり、会員の士気高揚のために情報共有を図ったりと、会を盛り立てている。

 ○…会の活動と仕事で忙しい日々を送るが、保護猫の里親が見つかった報告などを聞くと「かつて不幸だった子が幸せになってくれた」と頬がゆるむ。野良猫問題がある地域は住民同士のコミュニケーション不足があると感じたことから、地域住民が猫を媒介に交流する拠点をつくる構想も抱く。「猫を通して人と人とのつながりが再構築されれば」と期待を寄せている。

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