平塚版 掲載号:2018年3月8日号
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2017年度公認会計士試験を全国最年少で合格した 山本 彩加さん 寺田縄在住 20歳

「この教科書は一生の宝物」

 ○…企業の会計や監査、コンサルティングに携わる公認会計士。医師、弁護士と並んで三大国家資格とされる試験に、全国最年少の19歳8カ月で合格した。試験は「短答式」と「論文式」のクリアが条件。今年度は1万1032人が出願、合格率11・2%の狭き門を突破した。「努力はしたけど、まさか本当に受かるとは」と目を丸くし、「支えてくれた人に感謝したい」と、合格の喜びをかみしめる。

 ◯…3人兄姉の末っ子として寺田縄に生まれた。毎日夕陽が射すまでグラウンドを駆け回る活発な少女だった。金旭中ではバレーボール部で汗を流した。得意科目は数学で成績は中位だったという。「早く独り立ちしたい」と、就職を見据えて平塚商業高校に新設された総合ビジネス科に進み、簿記と出会った。その魅力を「理屈を理解すれば、自分で解けるようになること」と口にする。さらに簿記を極めようと、大原簿記情報ビジネス専門学校に進学、才能が開花した。

 ○…「こんなに勉強しているのだから、マジで公認会計士になりたい」。平日は1日12時間以上、勉強漬けの日々を過ごした。折グセがついて切れかかった表紙を何度もテープで補修、どのページも手書きの文字だらけになった教科書は、一生の宝物だ。「仲間と恩師がいなかったら、合格はなかった」とはにかむ。自分とよく似た、負けん気が強い友人をライバルに見立てて、アドバイスをし合うなど切磋琢磨した。同期6人で短答式に挑戦したが、突破したのは一人だけ。「精神的に辛かったけど、マンツーマンで指導してくれた恩師の期待に応えたい」と一層、奮い立たせた。

 ◯…現在は国内4大監査法人のひとつに内定が決まり、研修などで忙しい。正式な公認会計士となるには3年後の合格者対象の試験と、2年間の実務経験が必要だ。「気を緩めず、勉強を重ねる」と力強く語り、輝くバッジをめざして着実に歩を進めている。

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