平塚商工会議所女性会の会長に就任した 鳥山 優子さん (株)ビッグプランナー副代表 63歳
チャレンジ精神で恩返し
○…多くの会員から推薦され、首を縦に振った。4月16日付けで令和最初の会長職に就任、東京五輪・パラリンピックイヤーの2020年には女性会の40周年も控える。節目が重なるタイミングでの重責に不安もあるが、「周囲から必要とされることは喜び。断わる理由はなく、今はやるだけやるのみです」と前向きだ。
○…東京都練馬区に生まれ、6歳の時に家族で平塚へ移り住んだ。幼いころは読書が好きで、松原小に進むとピアノを習い始めた。「運動も好きでしたが、どちらかというと文化系だったかな」。平塚江南高では合唱部に所属したが、中央大に進むと一転「学生時代にしかできない経験をしよう」と体育会射撃部へ。ライフル射撃の腕前は関東大会で3位を射止めたほど。「何事にもチャレンジ」というモットーはこのころから持っていたようだ。
○…卒業後、市内の運送会社に勤務し、2000年に一念発起。「一度きりの人生だから」と、運送業の(株)ビッグプランナーを四之宮で創業した。経理事務には自信があったが、経営は何もかも初めて。「毎朝、銀行の開店を待つ行列の先頭に立ち支店長さんに顔を覚えてもらう」ことから始めた。半年が経つと「こんな金融支援制度もありますよ」と銀行から度々声がかかるようになった。そんな地道な努力を続けながら、自社は来年20周年の節目を迎える。
○…「すべては支えてくださる皆様のおかげ」と頭を下げる。一時は還暦を区切りに引退も考えたが「女性会の方々にも本当にお世話になりました。残りの時間は恩返しに」と現役を貫く覚悟だ。「先輩方の足跡に感謝し、多くの方に祝っていただける女性会の節目にしたいですね」。会長任期の2年間を「チャレンジ、チャレンジ」とまっすぐな瞳で見据えている。
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