湘南ベルマーレのJ1リーグ第28節は6日、ホームで川崎フロンターレに0対5で敗れた。大量失点を喫した前節から巻き返しを目指したが前半から4失点と崩れて、ホームで2試合連続の大敗となった。
Jリーグが4日に発表したパワハラ認定で、曺貴裁監督に下された公式戦5試合の出場停止処分は、活動自粛中に消化されたとして復帰可能な状況にあった。しかし高橋健二コーチが指揮官を務めた。
序盤は前線からプレスを仕掛けて湘南らしさを見せたが、前半15分にオウンゴールで先制点を許すと流れが一気に傾いた。相手の個人技やスピードに押されてディフェンスラインは下がり、同21分、26分、35分と続けて失点して前半を折り返す。
後半36分に5点目を奪われて劣勢にあるなか、先発で起用された鈴木冬一が躍動した。緩急つけたドリブルで相手陣内に切り込むと、スルーパスで味方を走らせゴールを狙い、最後まで戦う姿勢を貫いた。
大量失点で2連敗となった試合後、ゴール裏のサポーターが「クラブと曺さんは事実を真摯に受け止め、謝罪猛省し、再発防止に努めなければならない。その上でベルマーレを愛する者で手を取り、厳しい声を受けながら共に歩んでいこう」と記した横断幕を掲出。ベルマーレコールの大声援で選手とクラブを支える姿勢を示した。
ベルマーレは直近6試合を2分4敗として、16位のサガン鳥栖に勝ち点31で並ばれたが、得失点差で15位をキープ。残留に向けた戦いが続くなか、次節は19日、敵地で横浜F・マリノスと対戦する。
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