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神奈川区 人物風土記

公開日:2026.05.21

本覺寺の第二十八世住職で、5月9・10日に晋山結制を執り行った 守長 秀文さん 高島台在住 53歳

  • 守長 秀文さん (写真1)

高島台の古刹を受け継ぐ

 ○…「責任に押しつぶされないよう、檀家さんのために頑張っていきたい」。横浜市内でも有数の歴史と規模を誇る寺院で、名実ともに新たな住職に就任した。県内外から400人が参列し、1年以上前から準備を進めてきた一連の法要「晋山結制」を無事に終え、「大勢の皆さんのおかげで大法要が円成できたということにほっとしている」と安堵の表情を見せる。

 ○…3兄弟の長男として生まれ、物心ついた頃から周囲には将来の住職を嘱望されて育った。仏教系の学校へ進学し、大学卒業後は福井県の大本山永平寺で2年間の修行に励んだ。過酷な環境で一時入院するほどの苦労も経験したが、「100人の修行仲間がいたから耐えられた」と振り返る。修行後は寺に戻り副住職として30年。高齢となった先代からこのほどバトンを受け継いだ。

 ○…横浜駅からも近い、高島台の静寂な境内を守る重責を担う。約1600軒もの檀家を抱えるが、「自分にとっては数十回のうちの1回の法要でも、檀家さんにとっては生涯のうちに何回あるか分からないこと」と、可能な限り自ら法事や葬儀を執り行う。近年は檀家と寺院との関係が希薄になりがちだからこそ、彼岸や盆には縁日のような催しを開くなどの工夫を凝らす。「気楽にお寺に足を運んでいただき、心安らぐ場所になれば」と、地域に開かれたお寺づくりを目指す。

 ○…晋山結制では大学生の長男が修行僧を束ねる首座として「法戦式」に臨み、堂々と問答を行う姿を間近に見届けた。「親より立派にできた」と目を細める。息子の将来については「やりたいことがあれば別の道に進んでもいい。ただ、多くの人に支えられていることを感じていてほしい」と温かく見守る。

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