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平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2022.03.31

4月17日から、ひらしん平塚文化芸術ホールの音楽アンバサダーに就任する
加藤 昌則さん
宮松町在住 49歳

平塚を音楽で彩る



 ○...今年4月から5年間、文化ホール主催の音楽公演「あなたも平塚で音楽人に♬」の企画運営に携わる。「歴史や物語から音楽の世界に入ってくる人もいる。人それぞれの好みから、音楽が身近な存在となって欲しいんです」



 ○...平塚市出身。祖父母が平塚在住であり、幼少期からよく訪れていた。ピアノを始めたのは小学2年生の頃、好きな子と話したい思いから。「一緒の習い事をすれば遊んでもらえると思って」とはにかみながら振り返る。音符の書き方を覚え「記号が音になる面白さ」にのめりこみ、小学3年生の頃には作曲を始めた。当時湘南スターモール商店街にあった楽器屋は思い入れ深く「天国だった」と話す。「そこでおこづかいを貯めて楽譜を買った。集めたショパンの楽譜集は今でも本棚にあります」と感慨深く言葉を紡ぐ。



 ○...東京藝術大学音楽学部作曲科、同大学院を修了し、作曲家としてオペラ、管弦楽、声楽など幅広い楽曲を手掛け、公演企画やピアニストとして活動してきた。近年はNHK2020応援ソング『パプリカ』の合唱編曲も担当。YouTubeチャンネルで音楽レクチャー動画も発信するなど、ユニークな発想で活動の幅を広げている。



 ○...妻と子ども3人で暮らす。妻はピアノ講師、高校生の長女は県ピアノコンクールで最高賞を受賞したことも。「音楽が身近にある家族ですね」とほほ笑む。公演で東京に滞在することもあり、気持ちが追われる日々もあるが「海や山、地元の馴染みの店のある平塚は、ニュートラルでいられる場所」と平塚愛を語る。「音楽は日常に寄り添うもの。25年間、自分がやってきて面白いと思ったことを地域の方にも楽しんでもらえるよう発信していきたい」

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