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平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2022.10.06

市交通安全協会の活動に長年携わり、平塚市功労者表彰を受ける
中村 晃久さん
豊田平等寺在住 84歳

交通安全活動に半生捧げ

 ○…今年5月で平塚市交通安全協会の会長職を後任に譲り、長年にわたる交通安全活動を終えた。功績が認められて市功労者表彰の対象になり、「地域の交通安全に関われたことが評価されたのならうれしい」と喜びをにじませる。

 ○…福岡県生まれ。大学卒業後に平塚へ転居し、民間企業での勤務を経て30代で水道関係の事業を起こした。住まいのある豊田地区で働いていた縁で、起業後ほどなくして地区交通指導員としての活動に携わるように。朝の通学路に立ち、豊田小学校に向かう児童らを見守り始めたのがキャリアのスタートだ。「10年、20年と続ける中で、『もうそろそろいいだろう』と自治会長に相談したが引き止められてね。我ながらよくやったもんだ」と振り返る。

 ○…市内では280人の交通指導員が活動している。2007年に指導部長に就任すると、湘南ひらつか七夕まつりや緑化まつり、湘南よさこい祭りなどの大規模なものから渋田川桜まつりといった地域行事まで、様々なイベントに指導員のリーダーとして参加して交通対策に関わった。特に七夕まつりは帰宅が翌日になるなど多忙を極めたが、「来場者の安全を見守るのが務めだから、事故無く終えられるとほっとするんだ」

 ○…コロナ禍前は、協会のゴルフ同好会でラウンドを楽しむなど年齢を感じさせないアクティブな面も。今は木製クラブに持ち替えてグラウンドゴルフに興じる日々で、囲碁や将棋もたしなむ。25歳で結婚し、起業や協会での活動など人生の節目節目を共に過ごした妻とは、60周年となる「ダイヤモンド婚」も間近。夫婦和合の秘訣を聞くと、「お互い勝手気ままに過ごすこと。おかげでけんかもほとんどしないよ」と大らかに笑った。

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