平塚市が進める次年度の予算策定に伴い、平塚市議会の各会派が市に対して要望書を提出した。
中学校給食の導入地産地消の契機に
清風クラブ(諸伏清児代表)は、子育て、産業振興、高齢者支援、安心・安全なまちづくりの4点を重点課題に据え、要望をまとめた。
中学校給食の実施を控え、地産地消や米飯給食の拡大を求めたほか、小中学校体育館へのエアコン早期設置などを提案。平塚駅周辺と中心市街地のにぎわい促進や、高齢者支援では高村地区における地域医療福祉拠点整備モデル地区構想の推進なども挙げた。
市民に寄り添う施策の充実要望
公明ひらつか(秋澤雅久代表)は、子育て、産業活性化、高齢者支援、安心安全なまちづくりを柱にした要望を出した。
分野別の政策要望では、DX化による行政窓口の利便性向上といった行財政改革をはじめ、ゼロカーボンシティ宣言の早期実現、困窮世帯支援に向けた補助金の拡充、不登校児童・生徒への対応、各種検診の受診率向上に向けた施策、市民病院の健全経営などを求めた。
子育て支援充実選ばれるまちへ
湘南フォーラム(山原栄一代表)は、選ばれるまちを目指した教育・子育てや防災減災対策、市街地活性化などについて、重点的に取り組むべき施策を提示した。
金目川水系の水害防止に向けた国・県との連携強化や、横断歩道の白線の早期引き直しといった安心安全に向けた要望をはじめ、待機児童解消を実現するための施設整備や保育士確保、児童虐待の早期発見や対策の仕組み作りなども訴えた。
神大跡地活用へ広く意見募集を
しらさぎ・無所属クラブ(江口友子代表)は、神奈川大学跡地の利活用の具体的な検討、第2子以降の保育料無償化、認定こども園の公立化と夕陽ケ丘保育園の存続、学校給食費の無償化と有機給食導入、受動喫煙対策の推進などを盛り込んだ。
中でも神大跡地利用については、大学や地域の関係者らだけでなく広く市民から意見を募り、土屋地区地域住民への説明会の実施を要望した。
利便性向上狙い福祉タクシー券
日本共産党平塚市議会議員団(松本敏子代表)は住民自治、平和都市、災害対策、住民の暮らしを支える施策を重点においた要望を提出した。
市民生活の利便性向上のため、真田・北金目地区の新たな公民館の設置や、高齢者や交通手段に問題を抱える障がい者などが利用できる福祉タクシー券の導入、学費に困窮する大学生の市営住宅入居促進、龍城ケ丘海岸の樹林帯伐採の中止などを要望した。
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