公益財団法人平塚市まちづくり財団の理事長に就任した 石田 有信(ゆうしん)さん 代官町在住 67歳
平塚の文化振興に力
○…平塚市と協働で、文化事業やスポーツ事業、施設管理運営事業を総合的に展開し、魅力あるまちづくりを進めている同財団。「市内外の人にまだ知られていない事業が多い。参加型イベントは少しでも興味があれば足を運んでほしい」と呼びかける。平塚駅周辺にある駐輪場や総合公園の管理も行い、住みやすいまちづくりも進めている。
○…茅ヶ崎市で生まれ、3歳の時に平塚市へ移住した。中学では陸上部に所属し、短距離走とハードルの選手として多くの大会に出場した。大学卒業後に平塚市役所へ入庁。「職員時代は駅周辺の放置自転車の対応が印象に残っている。今は有料の駐輪場が整備され、まちの景色が変わった」と話す。2019年から23年まで副市長を務め、「コロナ対応に追われた4年間だった」と振り返る。
○…休日はスポーツジムのプールで体を動かす。「入庁してすぐ、研修の講師に勧誘されて水泳部に入部したのが始まり。部長も務めたことがあるんです」と思い出を語る。部活では日頃のプール練習に加えて、年に1回の西伊豆合宿が思い出深い。初島から熱海や網代まで海を泳いだこともあるという。「プールは体に負荷がかからないし、体を伸ばせて気持ちが良い」とほほ笑む。
○…同財団は芸術や音楽、演劇などの文化をはじめ、市内ゆかりの囲碁棋士・木谷實九段の功績をたたえるため、囲碁の普及に力を入れる。10月13日には、今年で27回目を数える「湘南ひらつか囲碁まつり」を開催。「平塚での仕事が縁で私も教室に通ったことがある」と、自身も囲碁文化に触れた一人だ。「これからも公共事業の発展、市民の健康に向けて尽くしていきたい」と意気込んだ。
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