湘南ひらつか七夕まつりで市民飾りを掲出する市民団体の代表を務める 庄司 春江さん 秦野市在住 75歳
飾りに25年の思い込め
○…平塚市の市民団体「スイングブラジル」は、ブラジル人が交流する場として2000年に結成された。父の仕事で9歳から約30年間ブラジルで過ごした経験を買われ、立ち上げメンバーとして携わった。「同じ年に七夕まつりの市民飾り掲出が始まったので、作り始めてから今年で25年目。どの団体よりも長く続いている」と話す。
○…1989年から30年以上、介護職として平塚十全病院で勤務した。仕事の傍ら、92年から市役所の市民窓口で通訳としても活躍。「平塚市にブラジル人が多く住んでいるので、市の職員から頼まれて」と振り返る。「女性だからという理由で周りから心配されたけれど、メンバーのお陰で続けてこられた」と目を潤ませる。94年に設立された平塚市国際交流協会の委員として、市民と外国人との架け橋となるべく、イベントの実行委員長も務めた。
○…スイングブラジルの今年の七夕飾りのテーマは、平塚市の姉妹都市である「リトアニア共和国カウナス市」と「水族館」。さらに、平塚十全病院の創立50周年を記念する飾りも製作した。9年前から「スイングブラジル子供会」という名前で、子どもが関わる飾りも掲出している。「子供会はコンクールで、初めから1等を受賞したんです。大人よりも素晴らしい絵を描く」と誇らしげだ。
○…スイングブラジルも22年を含めて過去4回、コンクールで1等を獲得した実績を持つ。「飾り製作を続けられるのは、受賞した時の喜びが大きいから」とやりがいを語り、「メンバーの強い絆や夫にも助けられている。応援してくれていてありがたい」とほほ笑む。「昨年は2等だった。今年こそは2年ぶりの1等を狙う」とリベンジに燃えている。
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