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平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2026.07.31

骨格標本を製作する同好会「湘南骨骨(こつこつ)倶楽部」代表 深澤 博さん 平塚市明石町在住 66歳

  • 深澤 博さん (写真1)

骨まで愛する平塚の自然

 ○…浜辺に打ち上げられた漂着物を集めるビーチコーミングなどを平塚海岸で実施していた縁から、自然や生き物に関心のある小中学生とその家族で構成される骨格標本づくりの同好会「湘南骨(こつ)骨(こつ)倶楽部」を今年3月に設立した。平塚市博物館で開催中の夏期特別展「コツコツ 博物館(ひらはく)にあるいろんな骨のこと」では、シイラなどの骨格標本を展示。8月16日(日)に予定している展示解説(午前10時30分〜11時30分)では、標本づくりの苦労話や骨格のおもしろさを語る。「歯の骨を見ればその生き物の食生活がわかる。早く走る秘訣だって、骨から紐解ける」と魅力は尽きない。

 ○…骨格標本のこだわりは「生きているようにつくること」。泳いでいる姿をそのまま再現したようなシイラや、今にも鳴き出しそうなカラスを表現する秘密は、一つ一つの個体に合わせた骨を支えるための支柱だ。「大凧職人から教わった骨組みの技を応用している。試行錯誤が楽しい」と探求心をくすぐられている。

 ○…埼玉県浦和市に育ち、メダカやクワガタをとって遊んでいた川や里山が、住宅に変わる様子を目の当たりにした幼少期だった。「昨日まで群れで泳いでいたメダカが、翌日にはブルドーザーで潰されている。子どもながらに、おかしいと思った」。生き物愛を育み続け、昆虫や鳥、魚などの生態を調査する環境アセスメント会社に就職。47都道府県の自然環境を見つめてきた。

 ○…「他の地域を見てきたからこそ、平塚の環境の良さがわかる」と50歳で越してきた。金目川と相模川が流れ込む平塚海岸には、内陸の生き物の骨も打ち上がるほか、田んぼや雑木林など生き物の姿が数多く残る。「幼いころ失った自然に平塚で出会い直せた」

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