2013年度の水曜クラブ会長に就任した 岡田 光雄さん 市内国府津在住 78歳
経験を自らの糧に
○…活動テーマの『福祉と親睦』に、最初はぴんと来なかった。公共施設への軽トラックや本の寄贈など、地域の福祉に貢献。「楽しみを共有してこそ、相手を思いやり、つながりが生まれる」と、食事を共にし、語るひとときで会員同士の交流を図ると聞き、会の柱が見えてきた。この度の会長職は10年ぶりの再登板。「一度経験しているし迷ったんだけど、最後のご奉公だと思ってね」。21年間で仲間と重ねた時間は、信頼の厚さにもつながっている。
○…生まれは横浜。第二次世界大戦で戦況が悪化してきたころ、南足柄市の大雄山へ学童疎開をした。記憶に残るのは、夜中20人ほどで手をつないで行った外のトイレだ。「帰りはみんなバラバラでしょ。暗闇が本当に怖くてね」。寒くても着るものがなく「辛い時代を経験した」と語りながらも、どこかユーモアを感じさせる表情に、辛苦を乗り越えてたくましくなった少年の面影を見た。「2年間の学徒動員を終えて戻ると、自宅の周りだけが空襲にやられなかった」と付け加え、夏の空に目をやった。
○…終戦後、縁あって小田原に居を移した。貯水タンクの設置やメンテナンスの会社を興し、40代から50代にかけては「めちゃくちゃに働いた」と振り返る。創業42年目を迎えた会社は息子に譲り、現在は孫に囲まれて暮らす穏やかな生活。年齢よりも若く見える黒々とした髪に、思わず元気の秘訣を聞くと「自分への投資かな」。人・土地・歴史を知るために2回以上は同じ場所を訪れる海外旅行や、『史記』から村上春樹の最新刊まで幅広い読書の趣味は、そのほんの一部だ。
○…尽きぬ話の途中で、パッと鮮やかな色紙たちがテーブルに広がった。正体は45年前から集め始め、今やその数3千枚以上にのぼるマッチ箱のラベル。5年前からは箸袋も加わった。「訪れた店の記憶が、一緒にいた人の笑顔とともに思い出せていいでしょう」。人とのつながりが最大の財産だ。
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神奈川県警察官友の会社会全体の犯罪防止や治安維持に寄与し、民間の力を合わせて警察官を支援 |
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